1944~1945年 少女たちの学級日誌 瀬田国民学校五年智組

著者 :
  • 偕成社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784030165007

作品紹介・あらすじ

戦時中の5年生の女子生徒が描いた、学級絵日誌の全記録。子どもたちの目を通して「どこにでもあった戦争」を現代につたえます。

感想・レビュー・書評

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  • この日誌は、とても貴重な資料だ。
    戦時下、ごく普通の人々は、一体どのような暮らしをしていたのか。
    小学五年生の目を通して記された日々は、簡潔で、生々しい。そこに隠された事柄があることが分かってしまう。

    映画やドラマで描かれる壮絶な生活。
    確かにそれも一つの真実。そういう暮らしもあった。
    でも、そうでない人もたくさんいたということ。
    そして、その一見普通に見える暮らしに、すでに戦争が入り込んでいたということ。

    普通として受け止められている事柄が、今ではおかしいと感じる。いや、彼女たちも、どこかおかしいと無意識下では感じていたのかもしれない。

    この頃の記憶を持つ人は、もう少ない。これから益々減っていく。こうした資料が残り、公開されることの意義はどんどん大きくなるのだろう。

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