しーっ!ぼうやがおひるねしているの

  • 偕成社
3.79
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本棚登録 : 73
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032014709

作品紹介・あらすじ

この絵本には、タイの農村の動物や家のようすがえがかれています。みなさんには、「日本とちょっとちがうな」とかんじられることでしょう。でも、ぼうやをねかしつかれたおかあさんがねむりこんでしまい、ぼうやのほうは目をさまして小さなぼうけんをする…これは、どこの国のおかあさんと子どもも経験する、身近なできごとにちがいありません。1997年度コルデコット賞次席作品。

感想・レビュー・書評

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  • 1997年 コールデコット賞受賞作品

  • 「絵本で世界を学ぼう!」で紹介された本を少しずつ読んでいます。
    これはタイ
    シンプルな線で描かれる農家
    周りの動物たち
    お母さんと坊や
    これは世界中かわりませんね。
    坊やが愛らしくてクスッ
    鳴き声が日本語と違うのも興味深かったです。
    アジアの本 もっと読みたいです
    作者はいろんな活動をされている女性
    すごいです

    ≪ おひるねよ みんなしずかに でもあらら ≫

  • 1997年コルデコット賞次席

  • ぼうやが昼寝している傍らでのお母さんの行動に、思わず「わかるわかる」とうなずいてしまう1冊。

    動物の鳴き声、ぼうやの様子にも着目してみてね。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ハンモックでぼうやはスヤスヤお昼寝中
    でも、なんだかまわりが騒がしい…
    だあれ?鳴いているのは??

    お母さんは、鳴いている動物たちに順番に、静かにしていてねと声をかけていくのですが…

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    タイの農村に住む母子の様子が描かれた本。
    鳴いている動物たちの鳴き声が、日本とちがうところが、とてもおもしろいです。
    その鳴き声をもつ動物の影がちょろっと描かれたページもあり、読み聞かせをしながら小2の娘と「この動物はなんだろう??」と言い合いつつ読めました。

    文章はほぽ繰り返しなのですが、絵には“ぼうやのある変化”があります。
    娘も途中でそれに気づき、「あっ!」と指さして追っていました。

    読み終えた娘がいちばんに言ったことは、「こんなにたくさんの動物を飼っているなんてすごいね!」でした(笑)
    全部飼っている?かはわかりませんが、確かに最後に出てくる動物まで飼っているとしたら、タイの暮らしってすごいのだなと思います。

    お母さんの姿にとても共感しつつ、最後の大オチに「えー?!」となり、お母さん!大変ですヨ!と思わず言いたくなる絵本でした。

  • 絵本で世界を学ぼう
    で、紹介された本。

    紹介された本としては、通算22冊目の絵本だ。

    どこの国を紹介した本だったか?

    タイのお話だ。

    おかあさんが、子供を寝かしつける様を描いた本だ。

    周りの音には敏感で、しーっと言う。

    色んなものにしーっ言って、最後のオチは、
    そう、想像した通りだ。

    タイも今王制で軍事独裁政権という体制という。

    こんな時でも、このおかあさんにしーっと言ってほしい。

  • 幼稚園児へ数人に読み聞かせ。
    その日に予定していた読み聞かせプログラムが、他の絵本でとてもにぎやかになりそうだったので(『えがないえほん』と『ぜったいあけちゃダメっ!』)、雰囲気を一旦落ち着かせる役割として、この絵本をチョイスしました。

    「しーっ」というフレーズが繰り返し出てきます。そのときに、口元に指をあてて"静かに"のサインを出しつつ、声の音量を落とすことで、子どもたちもとても静かに聞いてくれました。

    たくさんの動物が登場しますが、タイ語の鳴き声(?)で書かれているので、日本語の鳴き声とは違ってちょっと難しいかったです。

    子どもたちは、お昼寝しているはずの坊やの動きが気になったようで、ページをめくる度に坊やを指さしていました。また、さいごには村全体が描かれているページがあり、そこでは登場した動物たちを、あそこにいる、ここにいる、と探しては確認していました。
    絵も楽しむことができる絵本です。

  • アジアの絵本、絵のタッチが独特ですが、ありがちな野暮ったさとは無縁で、子どもが気に入って図書館で借りてきました。
    ストーリーは単調で特別面白いわけではありませんが、お母さんの一生懸命さと男の子の天真爛漫さに心が暖かくなります。
    お母さんの視野の外で動き回る男の子がユーモラスです。
    生活スタイルが全く違うけれど、疲れ切って眠り込んでしまうお母さん、ぱっちり目を覚ましたいたずらっ子の表情の男の子、どちらも子育て中の普通の日常、共感できると思います。

  • あまり好きじゃなかった。
    単調だし、世界を変えようとするより自分が変わった方が楽だと考えてしまう。

  • めずらしい、アジアの絵本。

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