- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784032049206
作品紹介・あらすじ
おれ、オオカミ。このあいだおれのともだちになったやつがいるんだ。そいつはすごくいいやつでさ。あしたはまちにまったおれのたんじょうび、だからきっとあいつがやってくるだろ、やくそくなんかしなくても。おれたち、ともだちだからな。でも、おれがまってるなんてあいつにはないしょだぜ。
感想・レビュー・書評
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今日はオオカミの誕生日。キツネが遊びに来るのを心待ちにしていたが……来ない。落胆したオオカミは誕生日の悲しい出来事を無理やり忘れ、ついでに心まで捨ててしまう……。
図書館本。
「おれたち、ともだち!」シリーズで一番好きな作品。
降矢ななのダイナミックな画風が、数々の見開きで大いに活かされている。
強面のオオカミの、本人は気付いていないっぽい、繊細で寂しん坊な面が出ていて面白い。根性で記憶を改竄できるのもすごい(笑)
裏表紙の、バースデーケーキのろうそくを吹き消すオオカミが最高。火どころかろうそくもキツネも吹き飛ばしとるがな!
さすが、木の家を吹き飛ばすだけあるな……って、あれは別人か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ともだちや のシリーズ、イイですね。
「やっぱりね」といった感じの、わけ知り顔のフクロウさんが好きでした。
乾さん作品のレビューへの...ともだちや のシリーズ、イイですね。
「やっぱりね」といった感じの、わけ知り顔のフクロウさんが好きでした。
乾さん作品のレビューへのコメント、感謝です。
警察小説、面白いですよ。
堂場瞬一と誉田哲也は、自信をもっておすすめできますが・・・、佐々木譲もいいですよ。
2013/12/05
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「ともだちや」で友達になったオオカミとキツネは、この作品から、一番の仲良しの友達として一緒に遊んだり、けんかしたり、仲直りしたり、イロイロしてくれます。どのお話も、子どもの頃の「友達っていいよね」っていう感覚を思い出させるような、すごく素敵なお話ばかりです。このシリーズを子どもたちに向けて読む機会が何度かありましたが、子どもたちもやっぱりこのシリーズは好きみたいです。これから先も、たくさん読んであげたいなぁと思える、本当にいい作品だと思います。
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オオカミさんは自立心と負けん気の強いおにいちゃんです。しかも多少極端な性格です。彼はさびしい気持ちをどのように処理しようとするでしょうか?
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「おれ、オオカミ。このあいだおれのともだちになったやつがいるんだ。そいつはすごくいいやつでさ。あしたはまちにまったおれのたんじょうび、だからきっとあいつがやってくるだろ、やくそくなんかしなくても。おれたち、ともだちだからな。でも、おれがまってるなんてあいつにはないしょだぜ。」
・私は、ちょっと「重いな」って思った。
このシリーズは「好き」な回と「道徳的すぎて重い」回がある。内田麟太郎さんも降矢ななさんも好きなのだけれど、このシリーズはあんまり私は好きではない。紹介しなくても、人気シリーズだから手に取る子は多いだろう。『ともだちや』『ともだちひきとりや』は良かったよ、楽しくて、いい話だったよ。
そして、うん、今回はオオカミの期待と失望が、「重い」。いやでも、うん、子どもにとっては誕生日は特別な日だもんね。いやでも、友だちが毎年覚えてくれて祝ってくれるなんて期待するのどうだろな、家族なら祝ってくれるだろうけども。おおかみ、祝ってほしいなら自分から「誕生日なんだ、祝ってね」と言わなきゃね、他人に期待しすぎちゃダメよ と思ってしまう・・。
・「こころ」について考えたり感じたりするにはいい本。はしゃいだり、そわそわしたり、悲しくなったり、こころっていそがしい、こころっていろいろ。 -
ともだちやシリーズ
こころがなくなればさびしくない。
でも、うれしい日も来ない。
いろんなこころがあるのがいいんだね、きっと。 -
誕生日にキツネを待つオオカミ。プレゼントを抱えて布団に潜るオオカミかわいい。
裏表紙でケーキのローソクを吹き消すオオカミは、「三匹の子ぶた」並みのポテンシャル。 -
オオカミさんがかわいすぎるーーーーーー!!
お互いにわんわん泣くキツネとオオカミさんの可愛さと言ったら!こっちまで涙が出そうになる。とても好き! -
おおかみがともだちを待ちわびる姿が可愛らしかった。絵はダイナミックに描かれていたり、コミカルに描かれていて子供を惹きつけるものがある一方で、内容は「こころ」について考えさせるものでした。
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きつねくんとおおかみさんのシリーズ。「悲しい」「寂しい」「楽しい」って気持ちを大切にしたいな・・と思うような絵本。
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2018年度 4年生 6月 9分
自分のお誕生日を1日間違えて、お友達が来てくれないことに悲しくなってしまうオオカミ。
悲しくなるなら、こころを捨ててしまおうとして…
お話の展開に伴って不安そうな顔や心配した顔をしながら聞いてくれていました。
最後はホッとした顔をしてくれました。 -
3歳10ヶ月男児。
なかなか大人が読んでも考えさせられるお話。ただ、三歳児には少し早いかも。
もう少し大きくなったら、また読もう。 -
〔欲しい...〕
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小学生低学年や中学年におすすめできる。読み聞かせたい。
寂しい心を「いらない」となくした狼。しかし、嬉しい心までなくしてしまったことに気づく。
①心の大切さに気づく。
②寂しいときもあれば、嬉しいときもあることに気づく。 -
2024年2月7日(水)朝学
3年A組
こちらは、紹介のみ。
「オオカミくんの友だちって、誰だろうね...」と投げかけて、おしまいにしました。
図書室で読んでくれるといいなと思います。
(読み手:H) -
絵も迫力があって、楽しかったみたいです。
まだ少し難しい部分もあったみたいだけど、楽しく読めました! -
「こころをすてちまったの!じゃ、これから ずーっと、うれしいひはいちども こないんだね」
「これから ずーっと?うれしい ひは こ、な、い?」
「そうだよ、オオカミさん。クリスマスが きても、おしょうがつが きても。それから、ぼくが あそびに きても。」
「どうして、かなしいんだろうな。キツネ」
「こころが あるからじゃない?きっと。オオカミさん。」 -
おれたちともだちのシリーズ、表情が豊かなおおかみ、きつねが、面白い。楽しみにしていたことが、なくなって、心の持ち方が分からなくなる、少し大袈裟な表現にも思えましたが感情豊かで楽しい内容です。
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きつねがおおかみに共感して泣いたり、喜んだりするのが素敵だなと思いました。
おおかみがチャーミング。