- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784033500102
作品紹介・あらすじ
もうずっとながいこと、古い家の屋根裏部屋でひとりでくらしてきたおばけがいました。おばけは体を小さくすることもできるし、ガラスのように透き通ってみえなくなることもできます。もちろん飛ぶことだって! でも、屋根裏部屋の外に出るのは少し怖くて、ほとんど外に出たことはありませんでした。でもある夜、あんまり月がきれいだったので、外に飛び出して家の周りを一周分だけ、夜空を飛んでみました。すると、次の日から、この家に住む小さな女の子が屋根裏部屋にやってくるようになったのです。おばけは、せっかく自分一人で居心地が良かった部屋なのに、とごきげんななめです。女の子がこなくなるように、みえなくなってつついてみたり、紙袋をかぶって飛んでみたり、おばけならではの技であれこれとやってみるのですが……。木炭鉛筆で緻密に描かれた絵本です。
感想・レビュー・書評
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家の屋根裏部屋に住むおばけと、階下に住む女の子の可愛いお話。
屋根裏におばけがいることは誰も知らないはずなのに、ここ最近女の子がやってきて困る。僕の場所なのに。ふふふ怖がらせてやろう!──
木炭鉛筆で描かれた絵が素晴らしい。
まず暗闇、そこに射す光、時折透き通るおばけ透明感の描写が見事で、どのように描いているのだろう?と眺めては感心してしまう。
またおばけと家の女の子の表情も良い。
しおたにまみこさんの絵は、鉛筆の効果なのだろうか…ふわりとした柔らかさや温かみを感じ、
魅入られる。原画を見てみたいものだ。-
なおなおさん、こんばんは!
しまたにまみこさんの描く絵って
あたたかみを感じますよね~♪
中でもこの作品、私も大好きですっ(*'▽')...なおなおさん、こんばんは!
しまたにまみこさんの描く絵って
あたたかみを感じますよね~♪
中でもこの作品、私も大好きですっ(*'▽')
原画、私も見てみたいです。2024/01/21 -
かなさん、コメントをありがとうございます。
やっと借りられました。
暗い色を使っているのに、温かみが感じられるのが本当に不思議です。
原画を...かなさん、コメントをありがとうございます。
やっと借りられました。
暗い色を使っているのに、温かみが感じられるのが本当に不思議です。
原画を見てみたいですね。2024/01/21
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絵が素晴らしい絵本には無条件で干しをあげちゃうんだよねえ。素晴らしく絵画的な絵なんだ。一人で屋根裏部屋に住んでいるおばけ。ある時、女の子がやって来て、追い払おうと怖がらせても平気。さて、どうなるでしょう。
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ながいこと やねうらべやで
ひとり たのしく
くらしてきた おばけ。
そこに、あるときから
ちいさな おんなのこが
やってくるように なって....。
フォルムがとってもかわいい、おばけのお話でした。
ある日、この家のおんなのこに目撃されてしまい、おんなのこは毎日ねうらべやに訪ねてきます。
ゆっくりと暮らせなくなったおばけは、おんなのこを怖がらせてしまおうと思い付きます。
この先は、どうなるのかな…*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*
全部を書いてしまいたいけど、我慢します…*.
好きなシーンは、
「おばけは、ちいさくなることもできます
ちいさくなれば、やねうらべやは もっと
ひろくなりますし、
いいにおいがするマッチばこでねむることもできます。
こうして、おばけは ひとりできままに
くらしていました。」
おばけのサイズが変化します、絵がとても素敵です。
おばけが考えに考え、知恵を絞り出すシーンは、何度見ても見飽きない、かわいい。
「たまごのきもち」のたまごを彷彿とさせる姿形、仕草や軽快な動き…
おんなのこといつも一緒のネコちゃん、こちらもとってもかわいい。
このおんなのこ、毎日違うお洋服に髪飾り、男の子っぽい玩具もたくさん持っています、好奇心旺盛で天真爛漫なおんなのこに思えます。
しおたにまみこさんの絵は、やっぱり素敵ですね。
おばけのフォルム、仕草、表情… 最高です。
屋根裏部屋や夜のシーンが多いので全体は暗いのですが、そこに照らされた月や月明かりに照らされたおばけ、グリーンを基調としたお家、光の表現がどの絵も良くて絵本を閉じ難い。
本を閉じても、背表紙のおんなのこに施された差し色が綺麗で、表紙に戻ればまた開きたくなる。
たださん、素敵な絵本を紹介していただき、ありがとうございました♪
なおなおさん、こちらも良かったですよ♪
これも、図書館に返したくない…
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たださん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
なんだか、こんなレビューにコメント頂いて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
たださん...たださん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
なんだか、こんなレビューにコメント頂いて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
たださんの「いちじく」のレビューもいつか読ませて下さい*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*2023/03/22 -
あゆみりんさん、お返事ありがとうございます。
いえいえ、私には、好きな気持ちがいっぱい詰まったレビューに感じられて、読んでいて嬉しくなりま...あゆみりんさん、お返事ありがとうございます。
いえいえ、私には、好きな気持ちがいっぱい詰まったレビューに感じられて、読んでいて嬉しくなりました。
はい、頑張ります(^^)2023/03/22 -
2023/03/22
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屋根裏部屋でくらすおばけは、屋根裏部屋の中では自由に、おばけのしたいことしながら楽しく過ごせていた…。ある日からこの家に住む女の子が、屋根裏部屋ですごすようになり…おばけは女の子が屋根裏部屋に来ないように怖がらせる作戦をたて実行に移すが…。
木炭鉛筆で描かれた絵はあたたかみがあるし、ストーリーもおばけも可愛くって、この作品は子どもが読んでも楽しめると思います♪勇気を出して一歩踏み出せば、そこにはわくわくするような世界が広がっているんだよって、そんな思いが込められているように感じました。-
ブルーさん、おはようございます!
しおたにまみこさんの絵本、初読みでしたが
癒されましたぁ~(*´▽`*)
ブルーさんもぜひぜひ読んで...ブルーさん、おはようございます!
しおたにまみこさんの絵本、初読みでしたが
癒されましたぁ~(*´▽`*)
ブルーさんもぜひぜひ読んでください♪
もう、ストーリーも面白くって絵も可愛いですよ♡
私も『たまごのはなし』は気になってます。
いつか読めたらなぁ~って思ってます。
コメント、ありがとうございます。2023/06/30 -
かなさん、おはようございます!
お返事ありがとうございます♪
しおたにまみこさんの「たまごのはなし」「いちじくのはなし」
そして「さかなくん...かなさん、おはようございます!
お返事ありがとうございます♪
しおたにまみこさんの「たまごのはなし」「いちじくのはなし」
そして「さかなくん」も、
この本同様に、たまらなく好きです!!
しおたにまみこさん独特の絵と文章、雰囲気が魅力なんですよね。私、感想書けてないのですが…
〜読んでます⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝♪
かなさんも是非読んでみてくださいネ•ᴗ•♡
2023/06/30 -
チーニャさん、こんにちは!
そうだったんですねぇ~!
チーニャさんは、しまたにまみこさん
たくさん読まれてるんですね(*´▽`*)
...チーニャさん、こんにちは!
そうだったんですねぇ~!
チーニャさんは、しまたにまみこさん
たくさん読まれてるんですね(*´▽`*)
おすすめ、ありがとうございます。
「たまごのはなし」もあと
「さかなくん」にも興味があったりします♪
しまたにまみこさんの作品は、癒されますねぇ…
すてきな作品です(^-^)2023/06/30
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しおたにまみこさん、二作目の絵本は、これまで読んだ中で、最も親しみやすく、いつもの精密なタッチの、モノクロの絵は、所々色も織り交ぜて美しく、屋根裏部屋やおばけをテーマにしているのに、何故かあまり怖くない感じがいいです。
それは、おばけが時折、マシュマロみたいに見えてくる愛嬌のあるところや、細かいところだと、女の子の服が毎回違う、そんな拘りに、素敵な温かさを感じられたからだと思います。
物語は、屋根裏部屋で一人きままに楽しく、こっそりと暮らしていた、おばけが、ある日を境に、女の子が屋根裏部屋にやって来て・・という、お話。
本書の面白いところは、おばけの中にある、固定観念や一種の決めつけであり、「おばけ=怖い」と決めつけていて(まあ、普通はそうか)、女の子が来た事に対しても、「ここは、ぼくの場所なのに、なんか女の子に取られそうで嫌だな」と、ネガティブな考えに至ってしまうところ。
でも、これってもしかしたら、それまでのおばけの人生(?)で、散々思い知らされてきた、悲しい経験がそうさせているのかもと想像すると、何だか、やるせない気持ちにもさせられて、切ない。
そんな思いを抱えていた、おばけにとって、最後の展開は、とても嬉しかっただろうな。
そして、印象的だったのが、女の子の真っ直ぐさ。
こういう、何が起ころうとも、自分の中の確かなものを求めたい真摯な思いというのは、見ていて胸が熱くなるものがあって、おそらく本人以上に読んでいる私の方が、必要以上に感情移入してしまうけれど、本書の場合、女の子の素の性格かもと思えそうな、ユーモラスさも独特な味となっており、良いですね。 -
しおたにまみこさん作ということで、『たまごのはなし』のようなシュールな感じを想像していたら、思いがけずほっこりするお話だった。
おばけの目線で描かれており、そのおばけがなんとも人間らしくて愛らしい。女の子が屋根裏部屋にやって来るのがイヤだなとご機嫌ななめになっちゃうところとか。
どうしたら女の子を怖がらせられるかなと考えるおばけに対して、「じゃあ仲間をいっぱい呼んでくるのはどうお?」と提案するわが娘。
あら、すっかりおばけの味方なのね。
おばけは怖いものというおばけ自身の概念を女の子が打ち破っていくところが斬新でおもしろかった。
お話はもちろん、鉛筆で描かれた緻密でやわらかな絵も素敵だったなぁ。-
ひろさん、こんばんは!
この作品もいいですよね♪
かわいいおばけのお話…
おんなのこも、おばけに動じないところも
無邪気でいいんです...ひろさん、こんばんは!
この作品もいいですよね♪
かわいいおばけのお話…
おんなのこも、おばけに動じないところも
無邪気でいいんですよね!
このやわらかくってあたたかみを感じる絵も
本当に好きです(*^-^*)2023/08/03 -
かなさん、おはようございます♪
おんなのこの無邪気さがまたいいんですよね~♡(´˘`๑)
おばけとおんなのこのやり取りにほっこりしましたっ♪...かなさん、おはようございます♪
おんなのこの無邪気さがまたいいんですよね~♡(´˘`๑)
おばけとおんなのこのやり取りにほっこりしましたっ♪
しおたにまみこさんの絵、私も好きです(⋆ˊᵕˋ )
他の作品も少しずつ読んでいこうと思います!2023/08/03
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木炭鉛筆で描かれたその絵は
薄暗い屋根裏部屋の雰囲気にピッタリ。
しかも柔らかく温かみがあります。
屋根裏部屋で自由気ままに暮らしてきた
おばけ。
屋根裏部屋に毎日探検に来るようになった
女の子。
ふたりの微笑ましいやり取りが可愛らしい
絵本です。 -
〝ある古い家の屋根裏部屋に、小さなオバケがひっそりと暮らしていました。 そこに或る時から、小さな女の子がやって来るようになって、怖がらせて追い払おうとしたオバケでしたが・・・〟絵本作家<しおたに まみこサン>による木炭鉛筆で緻密に描かれた、可愛い「屋根裏部屋のオバケ」の絵本。
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おばけ、と言っても可愛い! 脅かし方が全然怖くないところがご愛嬌。人間が嫌いな訳ではなく、ただプライベートを大事にしたいのですね。女の子と友達になって、満更でもない様子がまたいいですね。
歩きすぎて汗だくになりましたよ。
きっとこの絵のタッチに魅了されますよ(*´▽`*)
きっとこの絵のタッチに魅了されますよ(*´▽`*)