アイちゃんのいる教室 3年1組

著者 :
  • 偕成社
4.25
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034171301

作品紹介・あらすじ

前作『アイちゃんのいる教室』では、1年生になったアイちゃんと、そのクラスのようすを描いた。アイちゃんはダウン症で、他の子より小さくて、力も弱く、友だちができることができないこともある。でもそんな先入観は子どもたちには無縁。アイちゃんはアイちゃんで、みんなあたりまえのように手をさしのべた。でも3年生になると、もっと難しいことに挑戦したいとか、クラス全体の意欲が高まる場面で、アイちゃんが浮いてしまうこともでてくる。そんなクラスのみんなが、1年かけて担任の佐々木先生と一緒に、「仲間とは何か」という難問と格闘する。秋の学芸会の脚本をみんなで考えながら、共に考え続けた1年間。まさに「アイちゃんのいる教室」の全員が主人公の、子どもたちの力を感じるドキュメンタリー写真絵本。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アイちゃんは、いつも手をあげてがんばっていた。ぼくはあまり手をあげていない。ぼくのクラスはまちがえるとみんなわらったりするから、いやになってしまった。アイちゃんはまちがえてもがんばるし、アイちゃんのクラスの子は、わらわないんじゃないかな。ぼくは、だれかがまちがえてもわらわない。がんばってあげているのに、わらうのはひどい。
    太白山のふもとに自ぜんかんさつに行ったのが、うらやましかった。ぼくも3年生だけど、行かなかった。山で遊びたい。(小3)

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1973年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社入社。盛岡支局、東京本社を経て、現在は東北総局(仙台市)。『赤ちゃんの値段』(講談社)などの著書がある。

「2013年 『アイちゃんのいる教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高倉正樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×