パニックダイジテン (アスペルガーの心)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035284208

作品紹介・あらすじ

むりやり何かをさせられたら、パニックがもっと増す可能性がある。そんなことはぜったいしないでほしい…。アスペルガー症候群である著者が5〜6年生のとき、その特性の一つである「パニック」について、明解に内面を語った絵本。小学校中学年から。

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館で】アスペルガーの『パニック』について書かれて(描かれて)います。私もアスペルガーだから、すごく分かりました!苦しい気持ちを代弁してくれているようで。

  • どんなときにパニックになるのか、パニックのときにはどのようになるのか(怒ったり泣いたりすることだけがパニックではない)、パニックのときにはどうしてほしいかなど、アスペルガーのフワリちゃん(フワリちゃんは「フワリ」と「ちゃん」をセットにして呼んでもらえると安心できる)の考え方や気持ちがとてもわかりやすく説明されています。

  • ①に続いて②はアスペルガー症候群のパニックについてくわしく書かれている。

    パニックを引き起こす要因や、パニックの症状には様々あって、いずれも本人にとってはとても苦しいことだ、ということが分かった。

    パニックになったら静かな場所で休ませること、絵や文字で先に予定を教えてあげると安心する、など参考になった。

  • アスペルガーの人のたいし、どのようにせっすればいいのかとてもわかりやすく説明されています。

  • アスペルガーの診断を受けた小学生の女の子が、「パニック」の状況と種類、どんな風にしてほしいかを伝えてくれている一冊。

    とても参考になりました。

    「外」からはわからない「内面」について、イラストと文章で紹介されています。

    学校の先生方に紹介していきたい一冊です。

  • 小学校5年生の女の子が書いた本。
    パニックについて、とても分かりやすく書かれた絵本です。
    パニックにはどういうものがあるか、パニックになった時のお願い、その時はこうしてほしい、パニックになりにくくするためには、とアスペルガーを持つ本人からのメッセージ。

    多くの人に読んでほしい。


    むりやりはやめて!!

    できないことをむりにやらせても、
    わたしたちには意味のないことで、おぼえられません。

    アスペルガーの人は、生まれる前に
    「ふつうの人ができないことができる」
    ということを魂が望んで、自分の力の一部を
    犠牲にしているのかもしれない。

    アスペルガーの人は、
    ふつうの人じゃできないことが、
    すらすらとできてしまう部分がある。
    そのかわり、ふつうの人はすぐにできることなのに、
    できないこともある。
    だからむりやりはやめてください。

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