じいじが迷子になっちゃった: あなたへと続く家族と戦争の物語

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036450909

作品紹介・あらすじ

中国残留孤児の父・城戸幹の半生をつづった名作『あの戦争から遠く離れて』の著者が母となり、子へと家族の歴史を語りつぐ。

感想・レビュー・書評

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  • #じいじが迷子になっちゃった
    #城戸久枝
    #偕成社

    著者が息子に語る「現在」の場面と、中国残留孤児である著者の父親が生きる「過去」が行き来するので掴むまで少し難しかったが…素晴らしい本でした。私が子どものとき、確かに中国残留孤児の方が日本の両親と再会したというニュースがよくあった。

    教科書などでなんとなくわかった気になっていたが、そんなことはなかった。やはり一人一人の人生を知らないと、表面だけでは何にもわからないんだなと再認識。素晴らしい本でした。歴史は大切。歴史は一人一人の人生なんですね。

  •  中国、牡丹江。城戸幹(3歳)は、中国人の養母に引きとられ孫玉福として育つ。

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著者プロフィール

城戸久枝
1976年、愛媛県松山市生まれ、伊予市育ち。徳島大学総合科学部卒業。出版社勤務を経てノンフィクションライター。『あの戦争から遠く離れて── 私につながる歴史をたどる旅』(2007年/情報センター出版局)で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞ほか受賞。その他の著書に『祖国の選択──あの戦争の果て、日本と中国の狭間で』などがある。一児の母で、戦争の記憶を次の世代に語りつぐことをライフワークとしている。http://saitasae.jugem.jp/

「2019年 『じいじが迷子になっちゃった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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