三つのオレンジ: イタリアの昔話 ミルクのように白く血のように赤い娘 (世界の昔話傑作選)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039637505

感想・レビュー・書評

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  • 内容としてはまぁなんというか聞いたことのある昔話が混ざった感じ?
    ヨーロッパの歴史は広く浅くとそんなに詳しくないけれど服装を見るにルネサンス期かな。魔女の火焙りとかカトリック教の魔女狩りで歴史的背景まんまだな。
    オレンジは愛や豊穣、花嫁の喜び?だったかな?あとこれイタリアの昔話だけどイタリアって確かオレンジ投げ合うお祭りがあったはずだし、イタリアの人々にとっては見慣れた果物なのかな?あと何で3つ?3って何か意味あるのかな?
    音読で20分弱

  • 剣持 弘子 (著), 小西 英子 (イラスト)

    王子が結婚相手を探す.フクロウに斧を投げつける,三つのオレンジから娘.魔女が魔法の針を娘に刺しツバメに変える.ツバメが金の羽根を.

    1970年にトスカーナ地方のエジーディオ・コルテッリ(82歳の石工)が語ったもの

  • 朝食中に指先を切ってしまい、ミルクの上に垂れた血の美しさに引き込まれ、唐突に「ミルクのように白くて血のように赤い」美しい花嫁を求めて王子様が旅立つ話。

    そもそも美しい花嫁として例えられた「ミルクのように白くて血のように赤い」娘ってどんな?と、絵を見ても子ども達にはそこが難しかったようでした。

    王子のミミズクへの暴挙がひどい、オレンジから生まれた娘も魔女ではないのか?、ツバメは話せるのにどうして事情を説明して王子に助けを求めなかったのか?、入れ替わった花嫁に気付かない王子は本当に花嫁を心配していたのか?、魔女を火あぶりにまでする必要はあるのか?、などなど……
    たくさんの疑問が子ども達から出て、それだけ不思議な話であったよう。

    色鮮やかな物語はイタリアというお国柄でしょうか。
    油彩画のような、美しい絵も印象的でした。

  • 2015年3月26日

    表紙・扉・装幀/岡本明

  • 美しいイタリアの昔話。王子はナイフで指を間違って切ってしまい、血がミルクの上に滴り落ちる。魅惑的で幻想的なお話。

  • 話はイタリア(うる覚え)の昔話。とにかく絵に惹かれて手にとりました。娘は一度にお話を聞くのはできませんでしたが、好きなストーリーだったようです。

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著者プロフィール

剣持弘子:日伊協会等でイタリア語を学び、イタリアの民話、児童文学の研究と翻訳に携わる。一年間フィレンツェに留学、民間伝承を学ぶ。日本女子大学講師を経て、現在、著作、研究活動に従事。昔話に関する著書、訳書、論文多数。訳書に『子どもに語るイタリアの昔話』『カテリネッラとおにのフライパン』(以上こぐま社)『イタリアの昔話』(三弥井書店)等がある。

「2021年 『紙芝居 せかいのはて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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