そらにげろ

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 114
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039641205

感想・レビュー・書評

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  • この本は絵をたのしむ絵本です。
    そして、わたしは☆3つ、小2の娘は☆1つと、感想が割れた絵本でもあります。

    絵本作家・絵本画家である赤羽末吉さんの絵を1冊まるまる堪能できる本であり、四季の日本をぐるっとまわって見られる本です。

    春の絵はまさに、桜満開のいまの時期をうつしとったかのような感じで、現実の風景とリンクし、「ほう…」となりました。

    文章はほぼなく、絵を見て感じるままに楽しんでいいのですが、小2の娘は文字を読みたい時期であり、物足りなかったようです。
    小学校にあがる前に、娘に見せてみたかったな…と思いました。

    慌ただしく心すさみやすい現代には、こんな風に眺めているだけで落ちつく本はなかなか出てきません。
    1ページ1ページの絵がとても味わい深く、娘に見せ終わったあと、わたしだけで1つ1つの絵をじっくりゆっくり開いていきました。

    頭が疲労してくると、文字を読んで理解することが難しいときがあります。
    そんなときに、絵だけの本はなにも求めず、そこに在ってくれます。
    心を休ませるための絵本としても、とてもオススメな1冊です。

    なお、赤羽末吉さんについてもっと知りたい方は、「画集 赤羽末吉の絵本」もオススメです。

  • 物語より、絵がすごい! 
    このまま前頁、額に入れたい。

  • 1978初版

    この絵本は、ほとんど文字のなしの絵本です。あくまでも絵を視、絵を読む、まったくの視覚的な絵本です。文字がないので、小さな読者も「あっ、鳥が逃げた」「何羽かな」の、いろいろ発言すると思います。ここでは、小さな読者こそ、立派な"よみて"です。絵を読みながら、おしゃべりしながら、楽しく頁をめくってください。

    最後に、馬の模様がお顔に〜笑

  • まあまあ

  • 犬に吠えられ驚いて、着物の柄から飛び出した千鳥、追いかける旅人。
    山を越え谷を越え、季節までめぐります。
    旅人は千鳥を捕まえることができるのでしょうか?

    なんて!なんて!なんてグラフィカル!!
    言葉はほぼ無く、絵で魅せるストーリー。
    赤羽末吉さんのセンスにしびれます。

  • 赤羽末吉さんの絵はやっぱりいいな。男の着物にいる千鳥が犬に吠えられ驚いて逃げ出してしまう。それを追いかける男。紆余曲折あって、男が千鳥に追いつく話。文字が殆ど必要無い画力、やはり素晴らしい。

  • 絵を見ているだけで、緊迫感が感じられ、楽しい⁉️

  • 文字なし。
    着ていた着物の絵柄の鳥が犬に吠えられてびっくしして逃げ出す。
    それを追いかけていくお話。

  • 絵がほとんどの本。着物から柄の小鳥たちが逃げた。追いかけ追いかけの物語。古風な絵がモダンでオシャレ‼️

  • ほとんど文字のない絵本。

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著者プロフィール

赤羽末吉 1910年東京に生まれた。1959年、日本童画会展で茂田井賞受賞。1965年、『ももたろう』(福音館書店)、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)、1968年、『スーホの白い馬』(福音館書店)で、それぞれサンケイ児童出版文化賞。1973年、講談社出版文化賞。1975年、小学館絵画賞と国際アンデルセン賞特別賞、またブルックリン美術館絵本賞。1980年、それまでの絵本の業績に対して、国際アンデルセン賞画家賞を受賞。1982年には、東ドイツのライプチッヒ国際図書デザイン展で教育大臣賞および金メダル賞受賞。1983年にはイギリスのダイヤモンド・パーソナリティ賞を受賞した。ほかに『つるにょうぼう』『したきりすずめ』(福音館書店)、『源平絵巻物語・全十巻』『絵本よもやま話』(偕成社)などがある。1990年没。

「2020年 『おへそがえる・ごんセット(3冊)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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