異世界薬局 8 (MFブックス)

著者 :
  • KADOKAWA
4.25
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040642680

作品紹介・あらすじ

異世界薬局の常連客であるジャン提督率いる新大陸探検隊は、ファルマから通信技術や衛生面の手厚いサポートを受け、ついにマーセイル港を出発した。
それを見送ったファルマは、領地や製薬工場の視察、やり残していた聖帝の神脈再開、そして霊薬バテラスールの調合によって呪われていたパッレとエレンの解呪、さらには大規模な神術演習への参加など、目まぐるしい日々を送っていた。
しかし、そんなファルマに予想外の報告がもたらされる。なんと、ジャン提督たちとの通信が途絶してしまったのだ。
救助のため、パッレ、エレン、そして神力を取り戻した聖帝エリザベスとともに新大陸へと向かったファルマは、その地で不思議な力を使う一人の少女に遭遇する。
その少女の能力と相対した時、ファルマの薬神紋に思わぬ異変が――!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジャン提督が新大陸に行き、そこでトラブルに巻き込まれるのがこの巻の主な話ですね。

    新大陸で病気になったり、原住民と戦闘に入ってしまったり、クララだけ別で捕まったり、ファルマの神紋が奪われたりと、結構な大騒動になります。

    クララの回収をして、脱出を図ったところで、8巻は終了です。

    途中でニキビとかアトピーとかの対処や、聖帝の融解陣の確認、藻の発見と買い取りとか日常回的なことが1/3ぐらいありますかね。

    この巻は、ファルマ自身が大ピンチに陥る久しぶり巻ですかね。最後の方にちょこっとだけですが。

    この巻で楽しかったのはファルマの女装回ですかね。しっかり準備して隠していたのに、あっさりバレたけど、結局薬局の株があがるという落ちでしたが。

    後半は戦闘描写が多いですね。神術戦闘がメインなので、アクション描写は少ないですがね。

    この巻の最後でファルマのチートの半分が一時的にでしょうが無くなってしまうので、かなりのピンチですよね。このレベルのピンチってあんまり無い気がするんですよね。なんだかんだとチートでいけちゃうし。

    ただ、最終的に歯車に潰される運命っていうのが、前の方の巻で示されているので、それが最大のピンチかとは思いますが。

    毎度のことですが、細かい薬学ネタが多いので、そこが楽しいです。神紋のチートと、知識チートで無双するのが良いですね。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

医科学系研究者兼作家。 書籍化作品:SF「ヘヴンズ・コンストラクター」(エリュシオンノベルコンテスト受賞・新紀元社)。

「2022年 『異世界薬局 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高山理図の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×