ヤンキー君と白杖ガール 4 (MFC)

著者 :
  • KADOKAWA
4.45
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本棚登録 : 155
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040646190

作品紹介・あらすじ

街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生(18)と盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ(16)。 出会ってしまった運命のふたり――!!

感想・レビュー・書評

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  • 今回のレビュー難しい!障害者雇用がテーマ。

    今回、世界が多面性と多様性に満ちている!が描かれています。
    けれども?黒川のカラオケ屋での言葉が心に響きます。
    「社会にメーワクかけない「特別」な奴が「フツウ」だと思っている事が世界のたった一面だと教えてもらえずにいる」と。

    ユキコがもたらすメリットは、ユキコは何を見せるのか?
    ユキコが初めてお客様のために作ったポテト、常連であったあの、スーパーの店長にはどんな味だったのか?この店長は悪いわけでない、いわゆる「世間」の一般的な考え方なんですよね。多分、間違っていないんですよね。けどね?

    チャオ店長の想い!は、私も見習わなければ!なんて思います。
    シズコ姉ちゃんと獅子王のカップル♪姉ちゃん、諦めてはいけない、獅子王はシズコを特別にしている!がんばれー♪

    あ、ユキコと黒川、ちょっと間柄が縮まったかな?レモンでなく綿帽子かぁ(笑)

    #ヤンキー君と白状ガール4
    #ヤンキー君と白杖ガール
    #漫画倶楽部
    #漫画好きな人と繋がりたい
    #漫画好き
    #漫画

  • #3391ー214
    #3409ー26ー232

  • #ヤンキー君と白杖ガール
    このお話はもっと評価されていいと思う。
    (1巻の時朝日新聞の書評で紹介されたけど←読み始めたきっかけ)
    漫画とか文字の本とか関係ない、人として大事なことが毎回詰まってる愛しい、尊い貴いお話です。

  • ユキコさんがアルバイト!?
    って黒川同様驚いたけど
    高校生なら自分で稼ぐ力をつけたいって
    考えてもおかしくないんだよね。
    それを受け入れてくれる場所が
    少ないという現状が
    立ちはだかるのがなんとも辛い。
    そういうところ、きっちり描くんだ。

    話の合間にはみんなでカラオケ行ったり
    ふたりの距離を縮めてみたり♪
    楽しいシーンもあるのがいいのよね。
    シシオとイズミ姉ちゃんの話も泣かす(ToT)

  •  読了。
     イズミとシシオの関係が進展。進展?どちらにも幸せになって欲しい。

     働くてお金を稼ぐことはどんな人間にとっても大変。
    (211027)

  • この『ヤンキー君と白杖ガール』、それに、うおやま先生の変化の度合いと、成長速度には瞠目してしまいます
    自慢のように聞こえてしまうかもしれませんが、(1)を読んだ時点で、この漫画は確実に、大勢の漫画読みから「良い漫画」と認知される、と確信していましたが、ここまで化けるとは思いもよりませんでした
    私の、漫画の良さを見抜く眼力も、まだまだ、と教えてくれたことに感謝です
    この(4)も、ストーリーが中々にリアルで、軽くはありませんでした。しかし、そこがいいんですよ。この厚みが、私を満足させてくれます
    今回の見どころは、ヒロイン・ユキコはアルバイトに挑戦しているトコじゃないでしょうか
    ネタバレになってしまうので、多くは書けませんが、当然、簡単にはいきませんわ。しかし、だからこそ、その壁をユキコが自分独りだけじゃなく、森生を始めとした誰かの手を借りて乗り越え、一歩ずつ前に進んでいく姿に目頭が熱くなりました
    障害者は就職するのが難しい、だけが、この(4)でうおやま先生が言いたい事じゃないな、と私は感じます。ぶっちゃけた話、健常者だって、今のご時世、楽に職に就ける訳じゃないですからねェ
    働いている奴がエラい、と言う訳じゃないですけど、自分のやりたい事を自分でちゃんと探して、自分に出来る事を考えて、自分に出来ない事を、どうやったら出来るようになるか、を試行錯誤して、結果を出し、働ける歓びを噛み締められる人間を、私はリスペクトできます
    月並みな言い方なんですが、働きたい、なら、人=自分から積極かつ能動的に動くしかなく、なおかつ、人=大切な誰かの為に動くべきなんでしょうね
    もちろん、この作品はラブコメなので、恋愛方面も、結構な動きがありましたので、今後が楽しみです。しっかし、森生とユキコは、ウブいですなぁ。そこが可愛いんですけど、これ以上の事をしようとなったら、どうなっちまうのやら

    この台詞を引用に選んだのは、森生のカッコよさと、人間的な成長を感じ取れるものなので
    言うまでもありませんけど、森生の男らしさを磨き、ここまで輝かせたのは、ユキコたちです。特に、ユキコの存在は大きいでしょう、絶対に!!
    人は人と関わるからこそ、変化します。良い変化をすれば、悪い変わり方をしてしまう事もあります。それでこそ、人間じゃないでしょうか
    ヤンキーだった、まぁ、今でも、かなりヤンキーですが、森生はあれ以上、人としての道を踏み外していません。それは、ユキコたちと出逢えたからに他なりません
    人は独りでも生きていける、と信じ、そうしようとしている人の生き方を否定する気はありません
    ただ、そういう人に読んで欲しくて、なおかつ、この台詞に触れてもらいたいです、私は
    何か変わるべきだ、とは思っちゃいません
    それでも、世界の多面性と多様性を信じて、ほんの少しで良いから、自分に差し伸べられている手、指でも良いから握り返してみて欲しいんです
    誰かに救われ、それに感謝できて、「よし、頑張るぞ」って気合が入る人間なら、他の人も救えるんじゃないかな、と私は信じたいので
    ぶっちゃけた話、私に、人間はまだまだ、腐っちゃいないな、世界はこのまま、終わるべきじゃないな、と思わせてもらいたいのですよ
    「ユキコさんに会う前の俺は、自分みてーな『フツウ』に生まれなかった人間は、社会に弾かれたってアタリマエって思ってた。だけど、ユキコさんと出会って、まだ、俺の知らねー世界が、たくさんあるって教えられた。99人に疎まれた顔のキズも、『愛しい』って言ってくれる世界もあるって知った。体が不自由とか、病気とか、キズがあるってことで、そいつが内側に持つ世界は測れねぇって知った。世界が一面しかないって思い込んでたら、俺は救われないままだった。この世界は多面だから、今、常識になってるってことが正解とは限らねぇ。ユキコさんが、社会にもたらす『メリット』も、絶対にある! 社会のほうが、早く、それに気づいて、ユキコさんに追いつくべきなんです!」(by黒川森生)

  • 無自覚に障がい者のことを"なめてる"自分に気づかされた恥ずかしさと、胸キュンが同時に襲ってくる。本当に恐ろしい漫画だ……目から鱗がボロボロ落ちる。
    ユキコさんがバイトをする、と聞いて、何ができるのかまったく思い浮かばなかったし、障がい者を雇用するメリットも分からなかった。
    フツウに働いてると思い込んでるけど、自分だって、回りの優しさや配慮に支えられているはずなのに……
    ユキコさんを雇えなかったスーパーの店長さんは、彼女のあげたポテトを食べながら何を思ったのだろう。

  • 冒頭のら黒川くんのキスしたいですが可愛かった。ユキコはバイトを始め、一歩踏み出した巻。

  • ユキコさんのバイトのエピソードがとても良い。
    茶尾店長の考え方も素敵だけど、配慮が必要になる人は雇いたくても雇う体力がないスーパーのことを描くのも本当にこの作品好きだなあと思う。

    おまけ2でユキコさんの揚げたポテトを食べる常連のスーパーの店長の表情が忘れられないな。

    あと黒川くんの「社会にメーワクかけねえ特別なやつだけが 今の社会じゃフツウとされてんでしょうね!」という言葉もガツンときた。

  • この巻の感動フレーズ
    心を閉ざさなければ新しい世界は日々流れ込んできて
    新しい自分も呼び覚まされていく
    この先何度も何度も
    (シシオ)


    この世界は多面だから今常識だってなってるんことが正解とはかぎらねえ
    (黒川)

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