アラフォー賢者の異世界生活日記 9 (MFブックス)

著者 : 寿安清

• KADOKAWA (2019年4月25日発売)

作品紹介・あらすじ

さすが大賢者というべきか、イルマナス地下街道の工事や外交官の護衛、そしてルーセリスの出生に関する一件と、雪崩式に舞い込む依頼を次々に解決へと導いたゼロス。
これでようやくまったりできると思いきや、ゼロスはソリステア魔法王国元公爵・クレストンから、辺境で発生している原因不明の魔物暴走についての調査を依頼されてしまう。
おっさんとしては嫌とも言えず現地へ急行すると、そこでは巨大な昆虫型の魔物【グレート・ギヴリオン】が魔王クラスへ進化しようとしており、予想以上に最悪な事態となっていた。
一刻も早くこの状況を知らせるべく辺境にある城塞都市スライストを訪れたゼロスだったが、そこで自身の弟子ともいうべき生産系魔道士・アドと再会し……。
ゼロス×アドという不安しかない大賢者＆賢者コンビと、見るもおぞましい巨大Ｇ生物【グレート・ギヴリオン】との壮絶バトル！　その結末は超意外な方向へ!?

感想・レビュー・書評

[Makotoさんの感想 · 2023年10月17日]

前の巻の続きでグレート・ギヴリオン戦とアド君とユイさんの再会がメインですね。最後にイーサ・ランテに到着した学園組のうち、エロムラ＆アンズがソード・アンド・ソーサリスの知識で奥に入って、それにセレスティーナとキャロスティーが付いてくところで終了です。

メインは完全にグレート・ギヴリオン戦ですね。進化して漆黒流星ギヴリオンになってしまいますが。

ゼロス＆アドの超高火力に、ギヴリオンのヒーローバトル、そしてボコられる四神と、非常に楽しい内容になっております。特にギヴリオン。

アド君＆ユイさんについては、アド君パーティがハーレム状態だったおかげで、修羅場になったり、ゼロスの嫉妬の炎が燃え上がったりしましたが、なぜかアド君が決闘する羽目になったりと、こちらも楽しいです。

ユイさんのヤンデレっぷりが極振り状態なので、何言っても変な方向に傾きかけるというのが楽しい限り。まぁ、嫉妬深すぎる女の子の相手は大変ですよね。

いつも通りパロディ＆コメディ満載です。ギヴリオンに至っては日本人ならだれでもわかる特撮の基本文法をやってくれますし（本文中でも語られるのですが、ゼロスは外部干渉だろう推測していて、実際そうだったのついでに外部の人もいろいろ苦労しています）

ほんと楽しくて良いです。

何度読み直しても楽しめます。そんな時間は無いですが。

[もゆさんの感想 · 2020年8月10日]

でかいG退治からのスーパーヒーロー爆誕？！四神(一柱足りない)と直接戦ってみたり、アドが再会したユイにおしおきされたり。話を聞かない奴はどこにでもいるけど、本当に迷惑だよなぁ。天丼とか唐揚げとかおいしそうだけど、何の肉とか考えると…

[gf111さんの感想 · 2019年5月18日]

ゴキヒーロー、再登場してほしいな。

著者プロフィール

2015年から既に4作の長編を「小説家になろう」へ投稿している筆の速さ。初書籍化タイトル。

「2023年 『アラフォー賢者の異世界生活日記　18』 で使われていた紹介文から引用しています。」