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- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040686721
作品紹介・あらすじ
自身のチート能力に加え、『異世界薬局』従業員や調剤薬局ギルドメンバー達の決死の活躍で、帝都を襲ったペストのアウトブレイクをなんとか防ぎきったファルマ。当初の目的「頑張りすぎない生活」はどこへやら、サン・フルーヴ帝国薬学校へ教授として招聘されたり、完成した製薬工場の視察へ出かけたりと、多忙な生活を送っていた。
そんな中、ファルマの兄・パッレがノバルート医薬大学を首席で卒業し、一級薬師の資格を取得してメディシス家に戻ってきた。
自分が『異世界薬局』の店主だとパッレに明かしていないファルマは、彼が開局待ちの列に並んでいるのを見つけ冷や汗をかくが、パッレは「薬師」として視察にきたのではなく、原因不明の体調不良に苛まれる「患者」として来局したのだという。
ファルマの“診眼”が捉えた、パッレを蝕む病。それは、あまりにも残酷な事実だった――。
感想・レビュー・書評
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「私は医師であり、医学者であり、いつなんどきも真理の僕です。正しい学説を受け入れます」
(P.288) -
身分を問わず人々のために薬師として働くファルマを襲う家族の病。
死を覚悟した家族に対し、ファルマは決して諦めず、立ち向かっていく。
子ども店長だと馬鹿にされることより崇められることが増え、それでも傲ることのないファルマはさすが。
傲慢で自信過剰の兄を、結果的にやり返す場面は正直爽快。
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