異世界薬局 3 (MFブックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 84
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040686721

作品紹介・あらすじ

自身のチート能力に加え、『異世界薬局』従業員や調剤薬局ギルドメンバー達の決死の活躍で、帝都を襲ったペストのアウトブレイクをなんとか防ぎきったファルマ。当初の目的「頑張りすぎない生活」はどこへやら、サン・フルーヴ帝国薬学校へ教授として招聘されたり、完成した製薬工場の視察へ出かけたりと、多忙な生活を送っていた。
そんな中、ファルマの兄・パッレがノバルート医薬大学を首席で卒業し、一級薬師の資格を取得してメディシス家に戻ってきた。
自分が『異世界薬局』の店主だとパッレに明かしていないファルマは、彼が開局待ちの列に並んでいるのを見つけ冷や汗をかくが、パッレは「薬師」として視察にきたのではなく、原因不明の体調不良に苛まれる「患者」として来局したのだという。
ファルマの“診眼”が捉えた、パッレを蝕む病。それは、あまりにも残酷な事実だった――。

感想・レビュー・書評

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  • 異世界薬局シリーズ第3巻です。
    今回はメインは白血病。あとは細かい話がいっぱいですね。
    白血病患者は兄なので、兄がメインですかね。半分も使ってはいないですが。
    今後や各種謎関連の話が主ですかね。主人公のこの先の進路予定とか、神紋とか、銭湯とか、腱鞘炎とか印刷技術とかそういう雑多な話です。
    ロッテが大躍進する巻でもありますね。
    あとはカレーが登場ですか。
    バラエティ回的な感じで、やっぱり楽しいですね。相変わらずサクサク読めますしね。

  • 「私は医師であり、医学者であり、いつなんどきも真理の僕です。正しい学説を受け入れます」
    (P.288)

  • 身分を問わず人々のために薬師として働くファルマを襲う家族の病。
    死を覚悟した家族に対し、ファルマは決して諦めず、立ち向かっていく。

    子ども店長だと馬鹿にされることより崇められることが増え、それでも傲ることのないファルマはさすが。
    傲慢で自信過剰の兄を、結果的にやり返す場面は正直爽快。

  • 【図書館】パッレも意味なく突っかかってきてたわけじゃなかったんだな。白血病闘病と兄弟での教科書共著。ブランシュ、お兄ちゃん思いのいい子だわ。工場の創業者の銅像と並ぶファルマの挿絵はちょっと面白かった。なんで彼のIDカードがそんな過去のものとして見つかったのか・教会はファルマをどうしようというのか、気になるところで次巻へ。

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著者プロフィール

医科学系研究者兼作家。 書籍化作品:SF「ヘヴンズ・コンストラクター」(エリュシオンノベルコンテスト受賞・新紀元社)。

「2022年 『異世界薬局 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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