ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム (MF文庫J)
- KADOKAWA (2016年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040687674
作品紹介・あらすじ
ゲームで全てが決まる世界【ディスボード】――が創られる以前。星を引き裂き永遠に続く『大戦』をゲームと断じ、終わせようとしたのは何も”人間”だけではない。多少ルールが異なっただけで、たとえばそれは、とある森精種が思い描いた未来――『星ごと皆殺しにして立っていれば勝ち』と。すなわち――”なんでもあり”とッ! 森精種シンク・ニルヴァレンが見た『もう一つの終戦』を描く書き下ろし中編に加えアニメ特典に収録されたユルくアツき短編をまとめ盛大にはっちゃけた豪華特別編! 「さぁ――戦争をはじめるのですよぉ~」
感想・レビュー・書評
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“ゲーム”より“戦”の印象が強く、読者のみが知れるこの世界での歴史(布石?)のお話です。
“戦”の方が印象強いにも関わらず、独特な世界観と時系列と用語で私の頭の悪さを痛感致しました(苦笑)
それにしても肌色率高過ぎやしないか……(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エルフのシンク・ニルバレン、ニーナ・クライブとドワーフとの闘い。
ステフの空に挑む捨て身の勝負。
フィールとクラミーのエルフ領での物語。
ジブリールの龍との戦いに挑み続ける物語。 -
エルフ・フリューゲルの過去話がメインの短編集みたいな形式。もちろんエルフの方は当事者ではないけど、天使の方は相当な過去話といっても当事者です。というかジブリールはどの時点でもブレないな。どの種族も大概トんでますが、現在の人類種のトップ級=ステフも結構カッとんでることも分かったのでこの世界はヤバいということですね(小並感)
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うーんと、つまりは短編集。
読み難い、けど、世界観が面白いので、手を出してしまうのだった。
エルフとドワーフの天才同士のぶつかり合いも。
お気に入りジブリールが、身の丈を超えたドラゴンに挑むのも。
短編なのに、しっかり味のする話だった。 -
「プラクティカル・ウォー・ゲーム」
忽然と姿を消した至高の天才と突然現れた若き八重術者。
幽霊たちとは別の意思でゲームを終わらせようとしていた者の物語。
もし敗北の後から指示していた事全てが、自らが望む結末に向かう為の布石として全て計算し尽くされていたと思うとゾッとするな…。
「スリーフォールド・レピュテーション」
どんな自分も受け入れ開き直るは勝利の為。
寝不足だと頭が回らないからね、そのせいであんなテンションになったんだよね…。
それにしても、一度でいいから寝不足じゃなく全てを受け入れた彼女と空白の闘いを見てみたいな。
「ワンペア・オア・ハートストレートフラッシュ」
たった四枚のコインで立場が逆転する。
自分より格下と見ているからこそ、人の奴隷にも簡単に手を出すんだろうな。
それにしても、誰かになすりつけて自分は逃げようなんて考えだと芋づる式にバレるだけって何で分からないのだろう。
「ハイカード・オール・レイズ」
単体では勝てないが団体だと勝てる謎。
カラクリを明かされたとしても、一対一で闘う相手ではない事は確実だろうな。
それにしても自らの命をかけ何度も挑み続ける意志の強さというか、探究心の強さには恐れ入るな…。