ぼくたちのリメイク3 共通ルート終了のお知らせ (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040695532

作品紹介・あらすじ

同居人の貫之を退学にさせないため同人ノベルゲーム制作をすることになったチームきたやま。奇しくも十年後の自分と向き合うことになった僕は、制作の立場として未来の有名クリエイターたちの指揮を取ることに――。

感想・レビュー・書評

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  • 貫之の夢を叶えるためにしたことが結果的にその夢を潰してしまったというのがなんとも皮肉。

    貫之の邪魔を何度もしたさゆりにはイラっとさせられたときもあったけど、ちゃんと貫之の幸せを考えているところで少しだけ見直した。

  • 大事な友人を助けたいだけだった。
    ただそれだけだったのに、結局自分の行動の影響でその友達は夢を諦めてしまった。
    そして友人は未来で憧れてたクリエイターの一人だったというのは本当に重い

    とにかく学費の為にお金が必要で、稼ぐために出すゲームの納期のため妥協を重ねるというのはまだ学生の貫之らには理性ではわかっても感情で納得出来るものではない。
    そもそも大人だってその辺の妥協を受け入れられるかどうかは個人差があるし
    妥協出来る恭也と妥協出来なかった貫之(達)
    作者が書きたかった展開なのはあとがきをみてわかったが、辛かったねこの齟齬は

  • 【電子書籍】ついに憧れの三人たちとのゲーム製作に、すなわち自分の人生のリメイクにとりかかる恭也。 しかしそれは学費の工面に苦しむ貫之を助けるためのものでもあった。作業環境を整え、いざ製作開始と思いきや、貫之の婚約者・慈照寺さゆりが現れ場は騒然。男女の関係が創作過程に影響を及ぼし、そして恭也の行動は空回りしだす。良かれと思って進んだ道が、友人の輝かしい未来を閉ざすことに…。想像を絶する展開になった今回でした。個別ルートに入ってしまった次回が大いに気になる幕引きです。

  • そんな無茶なと思ったが、そもそもタイムスリップしているのだから、なんでもありかと思い直した。何が正解なんだろうか、正解なんてないのかも。とりあえず続き読もうっと。

  • バカじゃないの。
    自分のした失敗を、折角やり直せた失敗を、何故繰り返そうとする。
    それしかやり方を知らないからか。
    そのやり方で進んだ会社がどうなったか自分が一番知っているだろうに。
    一番してはならないことをしていることに何故気づかない。
    あなたが一番大人なのに。
    周りの誰もが気づいていることを。
    大人だからか。
    嫌な大人。
    何をやり直したの、あなたは。
    そう思う。
    何でもやり直せるライトノベルで、何もやり直せなかった人間を書いた、ということね。
    そしてリメイクへ、か。

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著者プロフィール

グラフィックデザイナー、ライトノベル作家、サークル「コロリメイジ」代表。大阪芸術大学卒業後、26歳の時に独立。現在はKOMEWORKS代表取締役。近年は配信者としての活動も行っている。デザインの代表作として『ひだまりスケッチ』『ご注文はうさぎですか?』『グリザイアの果実』各装丁・ロゴデザイン、VTuber「ときのそら」ロゴデザイン、「電撃だいおうじ」初代ロゴデザインなどを担当。またシナリオライター・作家として『グリザイアの果実』『蒼の彼方のフォーリズム』『ぼくたちのリメイク』などがある。

「2021年 『はじめての同人誌デザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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