艦隊これくしょん‐艦これ‐艦これRPGリプレイ 願いは海を越えて (2) (ドラゴンブック)
- KADOKAWA/富士見書房 (2014年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040702391
感想・レビュー・書評
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2 冊目にして、システムとしてどんなゲームにしたかったのかがわかったような気がします。
なんというか、本当にスマホとかブラウザとかの最近のゲームの忠実な再現をわざわざ TRPG でやろうとしているのね。(^^;
方向性がわかれば、これはこれで楽しめるかと。
ただ、PC に男性キャラが作れないのが、こう、不自由な感じです。
どうせなら、プレイヤーを全部女性にすれば良かったんじゃないかと思いますが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
艦これTRPGリプレイシリーズ第二弾。今回も前回同様の参加メンバーでしたが改造やらいろいろパワーアップしてるみたいです。しかし中の人影響なのか、金剛ちゃんはココイチでやらかすし、熊野は鈴谷に暴走気味、瑞鳳は…あれ、エーテルくらいしかネタがない(笑)…もう木曾が旗艦でいい気がしてきたでキソー。注釈が今回もGJでした。あと、やっぱり挿絵が可愛い。
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いやぁ面白かった! 艦これのスピンナウトとしても良くできてたし、リプレイとしてもセッションの楽しさがすごく感じられました!
冒険企画局リプレイの常として書面が2段になっており、本文と別の欄で本文中のキーワードについて解説・トピックが入るのですが…。
そこで胡散臭いデマやうんちく、ゲーム中のプレイヤー間のやり取りを揶揄などしているわけですが(いい意味でグダグダで面白い)、今巻では色々緊迫感のあるやりとり、プレイヤーの心象吐露などもされており、実にライブ感に溢れています。
クライマックスはホントに手に汗握る感じでしたねぇ。
あと、このTRPGシステムの特徴として、「既存のキャラを選んで演じる」点があります。つまり、すでに原作ゲームである程度性格付けがされている艦娘を演じることになるわけですが、当然演じる(ロールする)際に「既存のイメージ」とのギャップが懸念されます。
それについてはシステムも「プレイヤーごとの艦娘像でOK」という姿勢で対応しているのですが。
このリプレイにおける各艦娘は、誰もちょっと変ではありますが「アリだな」と思わせるキャラ描写になってて、感情移入がとても楽。というより、こういうキャラでいいじゃないか、とさえ。
特に木曾の厨二描写は楽しいやら面白いやら。プレイヤー皆でノリノリで持ち上げてるのが素晴らしいですね。
あと熊野は中の人効果もあり、鈴谷関係のネタは非常にワクテカさせていただきました。
そんなわけで、細かい所を挙げるときりがないほど面白いリプレイでした。
できれば是非続編出してほしいですね。
その時は駆逐艦を使ってあげてね…!