デート・ア・ライブ16 狂三リフレイン (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 213
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040709284

作品紹介・あらすじ

来禅高校に復学した精霊――時崎狂三。「――わたくしと士道さん、相手にデレた方の負け……というのはいかがでして?」士道の力を欲する狂三と、狂三の力を封印したい士道。二人の二度目の戦争が始まる――。

感想・レビュー・書評

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  • つなこさんの絵が好きでずっと読んでた

  • 学校に戻ってきた狂三とのデート回。激しい思いのぶつかり合い。そして、全人類は狂三の活躍にデレるべし。

  • 『デート・ア・ライブ』第16巻。

    同級生として再び士道の前に姿を現した"最悪の精霊"、時崎狂三。士道を学校の屋上に呼び出した狂三は彼に告げる―――「わたくしと士道さん、相手をデレさせた方の勝ち……というのはいかがでして?」。狂三の霊力を封印したい士道と、士道が持つ精霊たちの霊力を求める狂三。両者の望みを賭けた"戦争(デート)"が、2月14日のバレンタインデーに切って落とされる。しかしその背後でDEMは、<神蝕篇帙(ベルゼバブ)>より生み出された疑似精霊<ニベルコル>を新たな刺客に加わえ、士道の命を奪うべく暗躍していた―――。

    みんな大好き!(勿論、ですわよね?)狂三メイン回。間が空いてしまっているが、3巻が前編で本巻が中編、次巻が後編という感じだろうか。

    SSのエピソードが持ち出されるデートシーンは、本編では交わることが少なくとも、絆を確かに強くしていたことを感じられる、なんとも感慨深い良きシーンであった。

    明かされる狂三の過去、始原の精霊との出会い。ラストには"ファントム"の正体も―――。物語も終盤に向かい始め、徐々に核心への外堀が埋められていく。とりあえずは、士道と狂三の"戦争(デート)"の行方を見届けよう。

  • 時を操る力を持ってしまうと、
    悲劇、悲恋しかないのだろうか。
    時を思い通りにできるならば、
    早くも、遅くも、
    止めたりも、戻ったりも、
    そうして同じ時を繰り返し、
    同じ想いを繰り返しながら、
    もう二度と同じ想いを繰り返さないために
    交わした約束を叶えるために、
    進んでいく、突き進んでいく。
    全ての物語を彼女の視点で読んでいったら、
    読んでいる私は、どんな想いになっていくのだろう。
    ほんの少し明かされたエピソードだけでも、
    強さと現れる弱さに連れて行かれてしまう。
    今まで溜まっていたものが、一気に物語として動き始めました。

  • おもろくてかわいい。
    ええ巻やった。

  • 純愛だ。この物語は紛れもなく純愛の物語だよ!

    本作ってヒロインは数多く登場するのだけれど、実のところ誰がメインヒロインなのかと聞かれれば困ってしまう面が有る。
    最初に封印した十香はメインヒロイン候補筆頭かも知れないけれど、その天真爛漫さや他のヒロインとそれ程差があるように思えない士道との距離感が彼女がメインヒロインであるという考えを否定させる。精霊の中では距離感の近い琴里や折紙もメインヒロインとは少し違う気がする

    そんな中で狂三だけが異彩を放っていたように思う。敵のまま登場が続いていたからヒロイン枠ではなかったけど、始原の精霊を倒そうとする狂三と全ての精霊を助けようとする士道。二人の目的は何処か似通っている。だから何かが違えば二人が共に目的に向かって歩める可能性は充分にあった
    それが今回の狂三攻略の中で充分過ぎる程にヒロイン力が発揮され、終盤では恐ろしくインパクトのある事実が明かされた。他所では狂三がメインのスピンオフも始まっているし、最早この状況は狂三がメインヒロインどころかもう一人の主人公として名乗りを上げたに等しい状況かもしれないと思えるほど
    特に士道を助けるためにその死体にキスをして時間遡行をする狂三の覚悟と行動は他の精霊たちの覚悟を圧倒するもの。それだけに悲壮道を歩んできた彼女には幸せな未来に辿り着いて欲しい所

    狂三が士道に対して入れ込みすぎてしまったのは明らかだけど、士道も同じく狂三にかなり心を寄せてしまったのではないかと思える描写が幾つも見られたのが気になる所。時間の狂三攻略後編でどのような話が展開されるのだろうか?

    そしてラストで明かされたファントムの正体。彼女が中盤で語っていた言葉や以前士道に投げかけた言葉から察するに彼女もやはり純愛を動機として行動しているのではないかと想像してしまう

  • 最初の精霊を殺したいという狂三の願い。
    ベルゼバブの全知の力を手に入れたDEMの士道抹殺計画をことごとく防ぎつつ、デートを行う。
    そして村雨令音の正体?

  • 3巻以来の狂三メイン回。作品のメインヒロインじゃないかと思えるくらいの狂三さん無双でした。彼女の真意や過去等が詳らかになり、物語の根幹に係るところもあって、クライマックスが近いかなと思わせる話。それでもタイトルどおりデート(もどき)をするのはさすがといったところか。二人の女子力が高すぎて火花散ってたのは面白かった。精霊は一から十まで出てたけどそういや0があったことをすっかり忘れてた。作品の山場っぽいだけにもちろん次回へ続く話なので続きが楽しみです。

  • 狂三ヒロインですべて万事OKじゃね。

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著者プロフィール

第20回ファンタジア長編小説大賞<準入選>受賞作『蒼穹のカルマ』でデビュー。続く第2作目『デート・ア・ライブ』は全世界シリーズ累計600万部突破の人気作となる。

「2023年 『王様のプロポーズ4 黄金の神子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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