あやかし双子のお医者さん 二 付喪神と千羽鶴の願い (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2017年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040721224
作品紹介・あらすじ
傷ついた“あやかし”を癒すため、不思議な“お医者さん”の双子・晴と嵐に弟子入りした莉莉。日常に潜むあやかしに気づくようになった彼女は、訪れた図書館で、本から文字が消えるという奇妙な出来事に遭遇し……?
感想・レビュー・書評
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友だちから借りて読みました!かなり前に読んだのですけど印象に残る本でした。
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優しい物語。
あやかしものは世に溢れているけれど、私の中では
好きなシリーズのひとつになりそう。
大きく誰かが傷つくこともなく、あやかしも人も情を持ち、
日々を生きる姿がとても優しい。 -
1巻よりすんなり楽しめた。ただ、作者自身と私とは、イマイチ話が合わなさそうだと感じてしまう不思議な作風。
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「其の一 天竺鼠と消えた本」
消えた文字と知識を持つ者。
自分の行った行為により文字が消えてしまう事は知っていたのだろうか謎だが、知識に貪欲なのはいい事だな。
あやかしも年齢と共に老いて行く事は分かったが、人間とは時の進み方は違う事に変わりはないのだな。
「其の二 付喪神と千羽鶴の願い」
傷ついた腕は彼女にとって。
確かに現れたタイミングが悪かったのかもしれないが、勝手に勘違いし手をあげるのはどうなのだろう。
本心だったとしても、相手が勘違いしてしまうような言葉を無意識に口にする彼はたちが悪そうだな。 -
【収録作品】天竺鼠と消えた本/付喪神と千羽鶴の願い
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関係性が出来上がったからか、こっちの方が安心して楽しく読めた
藤乃森さんのとげとげは淋しさ(もちろん思春期も)のせいだったのか
そこをするっとなだめて会話できる莉莉が偉い
いい方にとらえることは悪意をひっくり返すこともあるのかも
思春期の先には自立があるから、舞さんはよいタイミングだったんだろうなあ