- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040721293
作品紹介・あらすじ
バーを営む伊吹は、八年前のクリスマスに妻を亡くした。もう一度妻に会いたいと願う伊吹の前に現れたのは、「吾輩」と名乗る一匹の黒猫。黒猫は、客を感動させる酒をつくったら死んだ者を呼び寄せてやると言い――。
感想・レビュー・書評
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愛した妻を忘れられない男の話。
こういった話は自分に置き換えてしまうので本当に涙を流しながら読んでしまいました。
もう一度会いたいという気持ちが自分にも生まれるんだろうな....詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
妻が死んだ悲しみで飲んだくれる妻大好きバーテンダー主人公(伊吹)が、ある日人間の言葉を喋るやばい猫(ワガハイ)に、「吾輩に美味い酒を出せたら幽霊ガチャやらしたるで、運が良ければUR(妻)出るで」と言われてどう考えてもインチキ感満載だがUR欲しさにその猫の言いつけを超誠実に守り続けてしまうお話。(適当)
喋る猫がいたらなんかもうね。
気持ち悪いね。
喋らないからいいんだろうな、犬猫は。(?)
そんなことはどうでもいいんですよ。
内容に関しては個人的にはまぁまぁだったなという印象。
最後の最後で物語の伏線が回収されて全てが紐解かれる!感が薄かった。
正直猫に関しては後半でラストがうっすら予想出来てしまってその通りのラストだったし…。
ただ、無口な後輩(暁)に関しては予想外だったな…。
主人公がバーテンダーということもあり、お酒に関する描写が細かかったのと、やっぱり語り手の感情がぶわっと書かれているところは好きかなぁ。
特に暁が夢を追い続けた結果…みたいなところはとても心に刺さったなぁ。
とりあえず洒落た店でお酒が飲みたくなる。
バーとかそんなに行かないけど。
本作では、どの登場人物に関しても「一人の人・物を想い続ける」ということが強く書かれていた気がした。
あ、分からん、私理解力ないから。
ただそんな気がしたってだけです。
一人の人をずっと想い続けるのは素敵だと思うしむしろ浮気とかはクソなのでそれが当然だと思っていたが、時と場合によるのかなと少し思わせられた。
時と場合によるというのは、
死を乗り越えるとか、まぁ、そういう意味で、です。
地味に面白い作品だったと思います( ˘ω˘ )
(文章がまとまらないので強制終了) -
面白かった。
妻を亡くしたバーテンさんのお話。 -
相手が亡くなって数年経っても、なお人を想い続けるってどういうことなんだろう。自分の周りでその人は誰なのか、また今後それだけ愛せる人は現れるか…いろんなことを考えました。
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相手が亡くなって数年経っても、なお人を想い続けるってどういうことなんだろう。自分の周りでその人は誰なのか、また今後それだけ愛せる人は現れるか…いろんなことを考えました。いろいろな人のその後が気になりますが、想像を巡らすのも一興です。
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さらっと読めました。終わり方がもやっとしますが…作風でしょうか。夏目漱石先生かわいかったです。