- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040721934
作品紹介・あらすじ
利害の一致で陰陽師の皇臥と契約結婚をした芹。持ち前の機転と旦那使役スキルで、不思議な事件を乗り越えたのも束の間、姑から結婚のお披露目を迫られる! そんな中、幽霊に憑かれたという相談事が舞い込んで……?
感想・レビュー・書評
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退魔の才に欠けるぼんくら陰陽師・北御門皇臥と、契約結婚をした芹。
今回の依頼人は、女の髪の毛に悩まされている、芹の大学の同級生だった。
シリーズ第2作。
ぽんぽんとテンポのいいやりとりが、基本的にコミカルで、たのしかった。
ときどき現れる恋愛模様も、ほほえましい。
たのしいだけでなく、式神たちの真っすぐな思いなど、時にグッとくるものがある。
新しい式神・朱雀の錦と、玄武の祈里。
幼女と文鳥という、かわいらしい見た目のふたり(?)による、容赦のないバトルなど、笑ってしまう。
前作も今作も、依頼そのものは心の底からぞっとする怪異。
それでも、全体的に明るい雰囲気なので、ホラーになりすぎないのもよかった。
正当な陰陽師らしい退魔が苦手な皇臥だからこその、機転を利かせた対応ぶりもおもしろい。
陰陽師としての成長がみられるエピソード。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふしだらって……ひどいわー。そんなの連呼されたら丸焼きにしてやりたくなる(苦笑)。と思っていたけど、やっぱりかわいいところもあって、式神みんな好きだなあ。怪異はちゃんと怖いし、それに対する対処も「ほほう」と思ったり笑ったり、今回も楽しく読めた。ただ表紙のあれって四神の1つだろうと期待していたのに、出てこなくてちょっと残念。
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ちゃんと嫁の体裁も考えて依頼を受けたんだね〜
苦手分野なのに
だんだんぼんくらって言えなくなってくるんじゃないのかなぁ〜
鬼嫁はそのままだけど(笑
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一枚の写真が原因。
何気ない風景に紛れ込んだものが問題と言われたら、下手な場所では簡単に写真を撮れないよな。
何気ない日常の会話だとしても、ふとした瞬間に役に立つことは結構あるかもな。
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お姑さんいいキャラしてるなぁ。今回は廃墟探索メンバー登場。
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で、怖いもの見たさで2巻。わりとまじめな子供(に該当する存在)の教育とかそのあたりにちょいとからんだ話もあり。
鬼嫁じゃないよね。なんだかんだでお姑さんとの関係もほのぼのしてるし。
動物の死骸を枕元においた、といっておいてあったのがベーコンとか。
なにそれどこのツンデレっていいたくなる。 -
確かに霊能力面ではぼんくらかもしれないけど、知識量や、式神への力配分なんかは一流じゃないのかな。
知識の下支えがあるからこそ、どんなものでも利用できるのですからね。