せきゆちゃん(嫁) (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040723297

作品紹介・あらすじ

油天国『ユデン』からやってきた、油天使のせきゆちゃん。興奮すると石油を噴き出し、洗剤が苦手で、そしてもちろん火気厳禁。そんな彼女と結婚した俺がどうなったかって?……石油王になりました。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて手にした.石油の擬人化…ということで,石油の化身という触れ込みで登場するせきゆちゃんだが,興奮すると石油が噴き出すとか,細胞が石油で出来ていると言う辺り,飽くまでも本人と石油とは別モノとして描かれているようなので,擬人化とはちょっと違うようにも思う.ともあれ何とも言えない石油ジョークを随所に散りばめて進むストーリー.ボーイミーツオイルなんて言葉が後書きにあるが,一介の貧乏人が降って湧いた石油マネーを手にしてどう変化するかみたいなニュアンスもあるのかもしれない.展開としてはありがちな内容だが,サブキャラクターが一人ひとり個性の際立つ人間ばかりで,笑いを誘っている.アブラダが一番好きだけど,正直に言えばせっかくアラブ出身という設定があるのだから,ただの外国人的な立ち位置から言動をもう少し,アラビアンな方向に掘り下げてほしかったなと思う.

  • よう頑張ってたけど、ざるそばにストーリーで負けてるな。

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著者プロフィール

第26回ファンタジア大賞〈銀賞〉受賞作「今すぐ辞めたいアルスマギカ」にてデビュー

「2023年 『【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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