シネマこんぷれっくす! 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

著者 :
  • KADOKAWA
3.78
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  • (3)
本棚登録 : 142
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040725338

作品紹介・あらすじ

映画大好きな少年・熱川鰐人は、高校デビューで映画に出てくるような熱い青春を送ることを決意する。…のだが、学園一の変人が集まる映研(通称:死ね部)のトラップに引っ掛かり…!?

感想・レビュー・書評

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  • 「木根さん」と比較されているレビューを読んで、納得。
    全面的に同意。

  •  本屋で見つけて「木根さん」みたいなマンガかなとチェック。
     何冊か出ているようだけれど、念のため1巻だけ購入。
     どっちが先か知らないけど(木根さんの方が2年ぐらい早いようだ)。

     高校の映研(シネ部)で、映画を語らうだけの作品。
     映画に対して派閥で分かれて議論する流れで、基本構造は木根さんと同じではあるが・・・。
     木根さんが、映画ファンが不快にならない様に本当に「あるある」な部分を巧いこと構成しているのに対し、狭い視野の中で見下している印象のネタが多く不愉快。
     ・・・ただ・・・。
     実際、映画評論家の映画紹介の基本構造ってこんな感じではあるのよね。
     商売で批評して稼いでいるんだろうに、基本こき下ろす流れ。
     それが成立するという事は、それで喜ぶ読者が多いという事であり・・・。
     こんな内容のマンガでも映画ファンは喜ぶという「あるある」ではあるのかもしれない。

     だから「好みが分かれる」と書いておくのがいいのかな。
     ネタバレに関しても「木根さん」ほど配慮されていない印象。
     勢いで既刊全部買わなくてよかった。

  • 映画マニアのめんどくささが溢れてて購入。

    ……めんどくせぇぇ…。
    もちろん我が身を振り返った上でのうめきですけれども!w

    映画作品の良い悪いではなく、「それを好きな連中の生態」を描いてるわけですが…。
    当然、漫画的に誇張されている(んだろうと思う)描写はあるものの、根本的に言ってることや考え方は理解できます。だからこそ自虐も込めて悲喜劇として笑えちゃう。
    特にB級映画回は素晴らしい…定番のデビルマンから始めて…後半の盛り上がり…フフ、フ…。

    あ。キャラとしては小津ちゃんがいいです。もう全然ツンデレできてないあたりとか。

  • ジャンル的に好きなので評価甘い、女子が全体的によいね

  • 読む麻薬だった

  • うおおー好きだーッ!(映画が)って叫びたくなるマンガ。

    映画あるあるネタを主人公が、担当分野が違う映画研究部な先輩三人娘との間で殴り合い(?)、時に「死ねーっ!」ってテンション(!)になりながら語り合うそんな漫画です。

    作者は艦これのアンソロジーでもお馴染みのビリー氏、これが読み切りに続き商業初連載となります。
    パワフルで時にゲスいけど生命力にあふれた作風で僕らを笑わせてくれるその筆致はますます冴えているようですね。

    繰り出される映画ネタは、多少わからず取りこぼしたとしてもテンションと、大雑把な説明と愛! でわからせてくれるので大丈夫。
    すこし映画好きな私としても「うんうん」、「すき」、って雑な感想でどんどこ先を笑いながら読み進めていきました。

    この一巻で多少なりとも紹介された映画、なんと五十八本! 三ページに一本以上は映画のタイトルが出ている計算になりますね、うんお買い得。

    古今東西、いにしえの名作から最近の話題作まで縦横無尽に語りまくってるのでテンションで飽きさせてくれませんわ。すごいわー。
    このネット全盛の時代、Twitterで流れてきてるけど、どんなかなーって思ったアレとか、ネットミームと化した怪作まで、肝となる部分はしっかりジャストミートしましたね。わかるってつまりは快感なんです。

    映画を巡るエトセトラ、再確認することでまた映画が好きになれますし、何よりも語るハードルががくんと落ちますね。彼女たちのノリと脚注を見てると。
    あったま悪いけど映画好きとしては正しい予定調和、と思いきやあっちの方にカッとんでいくオチなど、映画紹介とギャグが高次元で調和してるいい漫画です。

    あと、ヒロインたちもギャップがきゅんと来る系グラサン変人、おっぱいカンフー複合アホの子、クソ映画愛好型素直クール、絡みもスムーズですし完成されてます。

    あと、ラブコメをテンパリ芸に昇華した同級生も外せない。
    主人公もあんまり嬉しくないハーレムやりつつ、ボケに対するツッコミ係をちゃんと果たしてますし、男先輩もオチ係を務めてくれてます。
    総じて、シュールに依らない、現実にあり得るシチュエーションに寄せた王道のギャグマンガ(コント)を作ってくれたという印象です。

    叫びを中心とした表情の豊かさとか、ほどほどに嬉しいけど性的になり過ぎないおっぱいとか、ギャグとラブコメに欲しいものは全部そろっています。
    と思えば、ラブロマンス回はちゃんとキュンとなったりしたので、キャラクターの線自体は繊細にも見えますね。

    そんなわけで、この巻はさよならです。
    三度繰り返すのは流石に評論家としては荷が勝ちすぎるネタでしょうか。

    P.S.
    レビューとは全く関係ありませんが、作者の性別が本気でわからなくなりました。
    普通に男性と思って読んでいたのですが、巻末の書き下ろし漫画よどうしてくれる。
    ネタなのかマジなのかどうしようか、頭を抱えてます。どっちでも美味しいのでしばらく引っ張ってもらいたいネタではありますが。

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