かくりよの宿飯 八 あやかしお宿が町おこしします。 (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2018年4月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040726755
作品紹介・あらすじ
白夜の語った大旦那様の過去を胸に、妖都から脱出した葵は、北の地を治める八葉のもとへ向かう。美しくも閉ざされた雪国で葵を待っていたのは、知られざる美味しい名産品と、懐かしいあの人物との再会で……!
感想・レビュー・書評
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北の地で町おこしメニューの開発?!
今回も北の地で飯テロ爆発!
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大旦那様が天神屋の大旦那から引きずり下ろされる?!
それを阻止するためには、他の八葉に味方になってもらうしかない…
葵たちは八葉のひとりが住まう北の地へと向かった。
北の地の若き八葉・キヨは、天神屋の元中居・春日の夫でもあった。
キヨは味方になることと引き換えに、北の地の名物品を開発してほしいというのだが…
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【主な見どころ】
・北の地の飯テロ(いつもやん)
・八葉のキヨと春日の関係性
・ピンチを救ったのは北の国の…(第7話あたり)
・意外と折尾屋の面々も大活躍
・大旦那様の本名ついに判明!!(終幕)
幼なじみのキヨとの“政略結婚”した化け狸の春日ちゃんでしたが、春日ちゃんのおかれているポジション、春日ちゃんとキヨくんの想いがいちばんの見どころでしょうか。
てかキヨくんかっこいいし春日ちゃん、かわいいんですけど!!(表紙絵)
またしても大旦那様はチラッとのみ。
てか終幕のみといっても過言ではないです、ハイ。
黄金童子様と大旦那様とのやりとりでは、大事なキーワードも出てきました。
出てきましたけど、それでさらに謎がふかまっちゃいましたけど…
そしてついに判明!大旦那様の本名!!
…なんですけど、本名だけ知っても、「あっ、そうなの?」という感じで、そこまで衝撃ではなく…(苦笑)
それがどんなふうに今後“効いて”くるのか、なんの伏線になっているのかは、今のところさっぱり不明。
これはもうすぐに次の巻に行くしかありませんね!!
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いやぁ〜泣きました…
大切な人達を守る為の強さや優しさや覚悟
素敵でした。いよいよ大旦那様が現れそうですね。 -
葵の気持ちも固まったみたいだしそろそろクライマックスが近づいてる?
キヨ様も味方になったし大旦那様も最後言っていたし次でやっと決着つきそう
あと表紙の大旦那様の雪だるまがかわいすぎる…笑 -
■ 2218.
〈読破期間〉
2022/6/20~2022/6/29 -
かくりよの宿飯シリーズ8巻。今回の舞台は春日が嫁入りした先である北の地。表紙かわいい。キヨ様は儚げな美少年だなあ。キヨ様と春日の相手を思いやるばかりに相手が見えない、って感じがもどかしかったけど、色々うまく収まって何より。そういえば、お涼が誰かのために泣くのって初めてかな。折尾屋がやっぱり頼もしかったです。双子が子どもたちの世話を焼いている姿がすごく新鮮でした。今回もおもしろかったです。大旦那さまへの気持ちを自覚しつつある葵、今後どうなるんだろう。
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「狐と狸のお使い」
北の地に着いた途端に洗礼を。
八葉の弱体化により族が増え荒れた場所になっているのは確かだが、元より地域的に発展を望むのは中々に厳しそうな場所ではあるな。
「氷の洗礼」
溶ける皿に隠された悪意の塊。
政略結婚であって彼女に非がある訳でも無く、時期八葉に選ばれた彼も自ら志願し来た訳では無いのにと思うが彼女が天神屋に来た時と同じなのかもしれないのかもな。
「北の地プロデュース」
その場で食すか土産にするか。
多くの人の目に広めるとなると土産にする方法が一番ではあるが、この地に足を運んで貰う理由にするのであれば名産品を調理して出す方が良さそうだな。
「春日の真心」
二人で旅した現世で食べだ物。
会話が足りないとしか考えられないほど互いに何かしら勘違いをしている様な気がするが、今回の料理により少しでも想いを打ち明ける事が出来たらな。
「湖上の古城」
ようやく気持ちが通じ合う時。
前八葉の力が衰えてから今の八葉に変わるまでにどれだけの場が族により落とされ乗っ取られているのか、考えるだけでもゾッとするし安易に訪問も出来ないな。
「冬の王の落とし子」
二手に別れ彼女を救う者達は。
とうの昔に人が消えたはずなのに、やけに建物のみしっかり残っていたのは彼等が寝床として使っていたからだろうが傷付いた彼を助ける事が出来るのだろうか。
「雪ん子のおもてなし」
助けてくれた妖達と取り引き。
チビが通訳してくれたおかげで会話が成り立ち雪ん子から受けた依頼は彼女が得意とする分野であり、食材もある程度あったからこそ上手くいったのだろうな。
「次の舞台へ」
護るべき者の為に立ち上がる。
彼に足りなかったのは少しの勇気と自信であり、彼女が敵の罠に倒れた時に湧き上がった感情を利用し八葉の先輩が助言し動いたおかげで彼は変わる事が出来たのだろうな。
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北国の料理がいつもながら美味しそう.この巻は春日のひたむきさ,可愛さが際立った.