寄席わらしの晩ごはん (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040730882

感想・レビュー・書評

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  • ほのぼのと読み進めました。
    「笑う門には福来る」のとおり、おおらかに日々を重ね、誰かを赦す。
    難しいけど、できるようになりたい。
    晴坊の過去も知りたいし続編希望!!
    そして、久しぶりに落語心中のドラマ観たくなったなぁ。

  • 下町の寄席「八百万亭」が舞台のお話。
    寄席わらしのフクちゃんとご飯係「特座」・落語家見習いの晴坊、心優しく前向きな晴坊の姿に頑張れ!と声をかけたくなった。晴坊の今後の成長も見てみたい!
    表紙のフクちゃんは普通に可愛いけれど、お話の中のフクちゃんの描写は少し怖かった…。

  • 名取さんのご本は、人間愛に満ちていて、どんな人物もあたたかく優しく包んでくれるその眼差しが大好きです。今作で、その視点は、落語にもルーツがあったんだなと感じることが出来ました。
    フクちゃんの存在をも認めて迎え入れてくれる寄席の皆さんのあたたかさに、読んでいて心がほっこりしました。
    主人公の過去は全く明かされないままだったので、続編に期待しています!

著者プロフィール

名取 佐和子(なとり・さわこ):兵庫県生まれ、明治大学卒業。ゲーム会社勤務の後に独立し、2010年『交番の夜』で小説家デビュー。著書に『ペンギン鉄道 なくしもの係』(第5回エキナカ書店大賞受賞)シリーズ、『金曜日の本屋さん』シリーズ、『シェアハウスかざみどり』『江の島ねこもり食堂』『逃がし屋トナカイ』『寄席わらしの晩ごはん』『七里ヶ浜の姉妹』『ひねもすなむなむ』『図書室のはこぶね』(京都府私立学校図書館協議会司書部会「中高生におすすめする司書のイチオシ本2022年度版」第6位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2022」第8位、うつのみや大賞2023第4位)ほか多数。

「2023年 『文庫旅館で待つ本は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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