民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2019年7月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040731940
作品紹介・あらすじ
民俗学のフィールドワーク中に“呪われて”しまった大学院生・名鳥歩。彼の周囲では不可思議な研究室荒しや、動物の亡骸が散らばる事件が続く。
身に危険が迫った名鳥に、教授が紹介したのは“怪異喰らい”と呼ばれる謎の美青年・朽木田千影だった。
常に不機嫌そうな朽木田と脳天気な名鳥のふたりは、福井のある農村の風習を手がかりに“呪い”の秘密に迫っていくのだが……。
謎が明らかになる一方、「怪異喰らい」となった千影の哀しい過去を知ってしまった名鳥は――?
感想・レビュー・書評
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民俗学研究室ということで、死者の埋葬の仕方や蛇との婚姻など土地性のある儀式や世界観に踏み込んでいたので、物語上の怪異の存在も自然と受け止めることができました。
また、ミステリアスかつ浮世離れした朽木田の存在もこの作品の魅力の一つですが、どこかお人好しな名鳥と少しずつ打ち解けていく過程も好きで、本当に軽やかに読破することができました。
久しぶりに好きな小説に出会えて嬉しいかぎりです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
民俗学を研究しているちょっと軽めの院生が、「呪われている」!?と書くと軽めの話っぽいですが、かなり深刻な事態。そこをまー態度が軽い主人公がいなしていく感じでした。神尾アルミさんはデビュー作から読んでいたので、復活嬉しいです。小野不由美さんほど重くもないけど、ちょっとそんな雰囲気もある真摯なところが好きです。おすすめ。
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これはおもしろかったー。イラストもキレイだし。主人公くんがちょっと表紙とイメージ違ったけど。あとフォークも違うけど。
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面白かった。