デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上 (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040732671

作品紹介・あらすじ

精霊消滅から一年が経とうとするある日、喪失感を抱えた五河士道はひとりの少女と出会う。「――君、は……」「……名、か。……そんなものは、忘れた――」世界を否定する少女の正体とは……。

感想・レビュー・書評

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  • いやあ絶対十香だよなぁ…と思いながら終始読んでいました。
    澪の消滅と共に消えてしまった十香が無事蘇ってくれることを祈りながら次巻を見ようと思います。
    絶対的な力を持つビーストにどう立ち向かうのか楽しみです。

  • 『デート・ア・ライブ』第21巻。

    世界の命運を賭けたDEMとの最終決戦から一年。<始原の精霊>崇宮澪が消滅し、精霊がいなくなった世界―――元精霊の少女たちは、過去と今に向き合いながらそれぞれの道を歩んでいた。士道もまた、十香のいなくなった世界に喪失感を抱きながらも、未来に向かって新しい日常を過ごしていた。
    そんな中、精霊の出現を知らせる空間震警報が天宮市に鳴り響く。精霊がいなくなったはずの世界に現れた精霊は、圧倒的な力で街を破壊していった。その精霊と対面した士道は、"彼女"が、どこか初めて出会った時の十香に似たものを感じた―――。

    決戦を終え、新しい日常を送る士道と元精霊の少女たち。ある者はその想いを伝えて決意を新たにし、またある者は失われていた過去と向き合うなど、それぞれが新たに拓かれた未来に進もうとする。そんな彼と彼女たちの姿を描いたエピローグと、十香の"グッドエンド"を迎えるための最終章。

    次が本当に最後。「精霊がいなくなったはずの世界に現れた精霊」の正体とは―――。

  • 既に誰もが突っ込んでるだろうけど、この表紙で「グッドエンド」とはたまげたなぁ

    元凶であった澪が消えて、精霊たちも力を失い普通の少女として生活するようになって、空間震も起こらなくなってとハッピーエンドを迎えたような状況だけど、ただ一人十香だけは居なくて……
    十香ってヒロインらしいヒロインってわけじゃなかったから、彼女が居なくても最低限物語は動かせるのだけど、十香が居ないだけで賑やかさは何割か減ってるように感じられる
    やはり十香はこの物語に必要不可欠な存在であり、士道が彼女の不在を嘆くのも判るというもの
    そもそもこの作品が誰かの犠牲で幸福になる、なんて展開を許さない作品だという信頼も有るのだけどね

    そうして十香が居ないこの巻で描かれるのは精霊達のエピローグ的なエピソード
    これは彼女たちが士道と出逢ってから今までの物語であり、士道への感謝の想いを綴る場でも有るんだよね
    士道に愛を告げる折紙、士道を導く二亜、旧友の墓前に士道を連れて行く狂三、母親に士道を紹介した四糸乃、遂に自分の好意を詳らかにした琴里
    それぞれの話に派手さはないけれど、物語が終局に至った今だからこそ、紡げるお話であるように思えた

    そうした精霊達のエピローグと同時進行的に描かれるのは士道の苦悩と迷い
    十香が消えて1年経っても埋まらない心の空白、また時期的にどうしても考えざるを得なくなる将来の進路
    その二つの問題は通常なら全く別の問題として扱われるものなんだけど、既に将来についてあまりにも愚直な道を描き始めている士道にとっては繋がった問題となってしまうわけだね
    十香がここに居ないなら、再び出逢えばいい。それは限りなく希望の薄い話では有るけれど、同時に士道らしい選択だね


    穏やかな日々を引き裂くようにして現れた新たなる精霊。まあ、見た目からしてあの人に関係した精霊なのだろうけど、この精霊の存在がどうやったら「十香グッドエンド」に繋がるのだろうか?

  • 澪=令音と十香が消えて1年。ビーストと呼ばれる精霊?が現れる。
    折紙、二亜、狂三、四糸乃、琴里。四糸乃は母の記憶を思い出す。

  • タイトルは10やのに、中身は1から5やった。
    グッドがあるっちゅうことは、トゥルーを別に用意してるにちがいない。

  • いよいよ本編の締めに入って行きました。
    あとがきによると、本来は一冊に収めるつもりだったそうな、だけど分割したらイラスト数が増えると言われて即決で分割したそうな(笑)

    あと精霊?「ビースト」の霊装、どこか十香のものとの類似点もあるような…?

    後編も期待できそうです!

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著者プロフィール

第20回ファンタジア長編小説大賞<準入選>受賞作『蒼穹のカルマ』でデビュー。続く第2作目『デート・ア・ライブ』は全世界シリーズ累計600万部突破の人気作となる。

「2023年 『王様のプロポーズ4 黄金の神子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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