浅草鬼嫁日記 七 あやかし夫婦は御伽噺とともに眠れ。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 375
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040732831

作品紹介・あらすじ

狩人たちとの騒動を退け、無事に新学期を迎えた少し後。馨の祖父の訃報を受けて、真紀は法事へついていくことになる。訪れた九州の実家で、二人は地域にまつわる伝承と、夜毎屋敷をさまよう不穏な存在に遭遇し……?

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつストーリーが進んでいますが、今回は浅草から離れての話だったので肩の力を抜いて読めました。
    また2人に試練がありますが頑張ってほしいです。
    幼稚園時代の2人は可愛いだろうなぁ。

  • ■ 2410.
    〈読破期間〉
    2024/4/19~2024/4/27

  • 今回はいつもよりハラハラせずに読めた
    馨とお母さんも仲直り?できたし離れてるから難しいだろうけど少しずつ親子の距離感になっていったらいいな

    あと最後に出てきた凛音が心配
    裏切るのに守るって…
    難しいだろうけど眷属みんな揃ったところが見たいな…

    短編の幼稚園時代の二人はやっぱりかわいい。
    こういう運命って素敵だなって思ったり。

  • あなただから愛してる。

    ゴールデンウィークに母方の祖父の法事に帰る馨についていくことになった真紀。そこには馨と関係の微妙な母もいる。月人伝説の残る田舎で2人が出会ったのは——。

    生まれ変わりといえど、馨には母がいる。うまく関係を築けなかった2人が不器用に愛情を伝えられるようになるところがよかった。羽衣の謎はあっさりも解決。

    源頼光の生まれ変わりであり酒呑童子の魂を持つライを振り切れない真紀。怪しげな動きをする元眷属のリン。近付いてくるミクズと吸血鬼たち。気になるリンの行動で終わったので、また次の巻が楽しみである。

  • 「新学期」
    再び彼女の前に現れた狩人。
    彼から感じた霊力が本物だと分かるも記憶も無く転生し前世の呪いに蝕まれていると知ると気の毒にも感じるが、彼の言う通り一線は引いて考えねばならない問題だよな。

    「御伽噺の隠れ里(一)」
    彼の祖父の法事に付き添い九州へ。
    幼い子供ほど見える事が多いと言うが、田舎の大きな家で姉妹二人だけで寝ている時に何か見えたとなると害が有る無いに関わらず恐怖でしかないだろうな。

    「御伽噺の隠れ里(二)」
    夢と思いたかった昨夜の出来事は。
    彼女を一目見て人間とは違うと見抜いたのか、もしくは田舎では中々見かけない髪色から判断したのか分からないが突然彼女を問い詰めたのは何故なのだろう。

    「御伽噺の隠れ里(三)」
    彼女が探し求めている物と繋がる。
    彼女が月人ではないかと結論付ける所だったが実際には狭間に出来た世界へ行く鍵であるだけで、彼女にとって大切な物であるのに何故彼は隠したのだろう。

    「御伽噺の隠れ里(四)」
    息子の本来の姿をしっかりと見て。
    こんな事は普通じゃないと拒絶したくなる事なのだろうが、彼女は幼い頃に座敷童子に会った事や目の前で起きた事を現実と受け入れられたから分かり合えたのだろうな。

    「御伽噺の隠れ里(五)」
    夢か現か信じ難いは家族の言葉。
    彼女が思い切って本当の事を伝えたからこそ、彼女はやっと自分の息子と真正面から向き合う事が出来たのだろうし彼自身も長年囚われていた呪縛から開放されたのかもな。

    「御伽噺のつづき」
    今までの蟠りは簡単には解けないが。
    二人の親子関係は今回を機に少しずつ牛歩の様な歩みだとしても確実に今までとは変わってくるだろうが、彼女が抱える彼に関する事は告げるタイミングが難しいだろうな。

    「馨、前世の妻と再会する。」
    生まれてからずっと探し続けていた。
    前世の記憶を持ちこの世に再び生を受けた二人は、その瞬間から互いの事を探していたのだろうが本当に出逢えるだなんて思ってもみなかったろうな。

  • あやかし夫婦第七弾。

    前作がオークション会場に乗り込んで大暴れするのに対して、
    今回は馨の故郷というかお祖父さんの田舎に戻って母親と対峙する
    少々メランコリックなお話。
    次回以降の大展開に向けての伏線が張られたものの、
    何もまだ始まらないちょっと中休み的な。

    個人的には、食べたことのある大分県の名産品が登場していて良かった。
    ひざ丈サイズの山河童と手毬河童は大きさ以外に何が違うのか、知りたい。

  • 感動した。

    「あなたは、俺にたどり着いた。俺から目を逸らすことなく」
    この場面良かった。
    次巻も楽しみで仕方ない。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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