浅草鬼嫁日記 八 あやかし夫婦は吸血鬼と踊る。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 363
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040732848

作品紹介・あらすじ

茨木真紀は、かつてあやかしの国を治めた鬼姫“茨木童子”の生まれ変わり。前世の夫“酒呑童子”だった天酒馨らとともに暮らす浅草で、毎年恒例のお祭り行事を心待ちにしていた。
 しかしその喧騒の裏で、吸血鬼による事件が見え隠れしはじめる。前世の眷属で吸血の鬼である凛音を心配する真紀だが、その凛音に真紀自身が攫われてしまった。
 浅草に帰るため、在りし日の仲間と刃を交える真紀。それはやがて、茨木童子と凛音が出会った千年前の勝負の日々を、二人に思い起こさせて――。

感想・レビュー・書評

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  • ■ 2411.
    〈読破期間〉
    2024/4/28~2024/5/3

  • 今回は凛音の回
    熱い茨姫への思いが伝わる巻だった
    赤の兄弟との戦いはどうなることかと思ったけどおわってひと安心と思ったらまた一波乱…
    ライのことを馨も知ってしまって地獄へ助けにいくらしいけどこれからどうなるのか楽しみ反面どうなるのか怖いな…

  • 面白かったなー

  • ほとんど馨君が出てきませんでしたが、凛音視点の熱い愛が溢れていて、今までの凛音の伏線が回収されていました。
    ライのことも徐々に明らかになってきて、次巻がますます楽しみです。早く幸せになってほしい。

  • あやかし夫婦第八弾。

    前々作で戦った吸血鬼に狙われた真紀。
    その血が吸血鬼たちを太陽の下で生きのびさせるから。
    三社祭で盛り上がる浅草からさらわれ…、
    とくるがほぼ凛音の昔話。
    無事、不思議の国から出られるときて、
    最後に地獄へ落とされる。
    文字通り。

    なんかね、浅草でわちゃわちゃしてほしいのよ。

  • 「三社祭」
    彼女を呼ぶ音の意味は。
    元眷属とはいえど、あれだけ注意をされていたにも関わらず浅草だからと油断していた結果でもあるが彼女の性格上待つことは難しいだろうな。

    「葡萄畑の館」
    目的は常に彼女の為に。
    確かに言葉で言おうが素直に彼女が着いて来る確証は、ほぼないだろうが流石に拉致してしまっては他の眷属や彼が心配するのではないだろうか。

    「銀の貴公子」
    彼女の知らない彼の姿。
    再び時が動き出そうと今までの空白の時間を埋める事は出来ないし、誰かから語られない限り歩んだ道を知る事など不可能だからな。

    「時巡り・凛音 -大江山吸血鬼絵巻(上)-」
    辿り着いた先に甘美な。
    彼女の言い分も分からなくは無いが、ここまで彼を虜にしておいて今更何を言っているんだと言う怒りに似た感情は湧いてくるだろうな。

    「時巡り・凛音 -大江山吸血鬼絵巻(下)-」
    彼女と別れた後も常に。
    大切な者が亡くなった地に留まるよりも一度離れるというのは有りだと思うが、見知らぬ土地で危険と言われた者の元に着くのはどうなのだろうか。

    「秘密の花園で決闘を」
    一本勝負にて決まるは。
    最期の時まで共にと決めていた相手から見放され先に逝ってしまった姿を見たら、次こそはと安全を確保したくなる気持ちもわからなく無いな。

    「ヴァンパイアの夜会 -サバト-」
    血を求め侵入してきた。
    人の身で血を流し過ぎるのは危険な賭けであったろうし、単純な煽りにのってくれる相手だったからこそ成功した事だろうな。

    「夜明けとともに」
    全ての終わりは血の中。
    彼は余りにも自分自身について知ろうとしなかったからこそ、彼女の言葉に簡単に踊らされ最悪の結末を迎える事になってしまったのだろうな。

  • 真紀が凛音に攫われたので、今回は馨の出番が少なくて残念。凛音の千年掛けた片想いが切ない。知っていても応えられない茨姫の想いを解った上で片想いを貫くのが純愛でした。そしてラスト又も不穏な展開で!続きが早く読みたいです。


  • 凛音の過去が現在が、茨姫を想っての行動で切ない。
    「オレは千年、報われてない!!」
    最高すぎます。
    泣けます。
    真紀がこれからどうなるのか、、
    楽しみ。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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