- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040734736
作品紹介・あらすじ
清霞を信じると決めて、少しだけ強くなった美世。清霞の父から誘われて彼の両親が暮らす別荘を訪ねる。けれど義母となる芙由は、激しく美世を拒絶する。心配する清霞に、美世は一人で頑張りたいと伝えるけれど――?
感想・レビュー・書評
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清霞のお母さんが強烈で、言葉の鋭さに胃がキュッとなる。
それでも頑張ろうとする美世。思わず応援したくなるのと同時に、関わらなければいいやんと思ったりもする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。2巻で社交界デビューした美世に待ち受ける、次の苦難(笑)。そう、結婚といえば嫁姑問題(あははは)、この王道トラブルは避けて通れないわな。清霞の両親の住む別邸で、義母に認められようと空回りする美世と、超絶ツンデレ女王芙由、最後のデレるところはずっこけるしかない。多分、義父はこれがツボなのかも。物語の大筋は2つで、美世の嫁入り修行と、美世の異能についてトラブル。ラストで大トラブルの前フリだけあったので、次早く読みたくなる、リアタイで読んでたらかなりモヤついただろう。
私的には、美世にはこの性格のまま、えぐいレベルの異能者になってもらって無自覚無双してもらいたい。 -
微笑ましいお話・・・☺️
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もういつも続きが気になるのなぁぜなぁぜ?美世ちゃんと清霞がドキドキハプニングはあるのに全然結ばれないのなぁぜなぁぜ?
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婚約者の清霞の両親登場!
主人公・美世を邪険に扱う清霞の母に対し、美世がとった行動とは…?
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主人公の美世、そして婚約者の清霞(きよか)は、そろって清霞の実家へと赴くことになった。
2人を歓迎する清霞の父とは反対に、清霞の母は美世に対して冷たい態度をとっていく。
しかし美世は「今まで自分が生家でされてきた扱いの方がひどかった」と考え、清霞の母に歩み寄っていく。
しかし清霞は、心の底では無意識に傷ついている美世の心を心配し…
一方、実家周辺で「鬼が出る」という怪異を調べている清霞だったが、思いもよらない事件へと発展していく…
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生家で義母と義妹からの執拗ないじめを受けて育った美世にとって、清霞の母からの罵声は屁でもなし…と思いきや、実は美世本人も気がつかないうちに心を傷つけている美世…そしてそれに気がつく清霞にもう、キュンとしてしまうのだから困ってしまいます(読者として)。
しかも、今回読んでいて驚いたのが、美世も清霞も互いを想いやっていることは自覚しつつも、その想いが「愛」という名であることに2人とも気がついていないところです。
アンビリーバボー。
でも清霞はともかく、美世の生い立ちを考えれば、美世が恋や愛というものがどんなものか知らないのは、確かに当然なのですよね。
その部分を読んで、わたしは漫画「ガラスの仮面」で亜弓さんがヘレン・ケラー役のテストの際、カレーを食べたのに「辛いとおもわなかったものですから」と吐き出した場面をおもいだしました。
そうだよね、その感情はわかっていても、それに名前がついてるなんて、もともと知ってなかったら名付けようがないよね。
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2人の恋模様だけでなく、異能の話も絡み合っていくところもこの物語のおもしろポイントではあるのですが、そもそも「鬼」という存在の性質自体がしっかりと規定されていないため、怖さがいまひとつ伝わらないのが惜しいです。
ラストはあとがきにもあるように「次巻に続く」展開なので、できたら4巻も手元に置いてから3巻を読み始めることをオススメします。
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少しずつ内容が盛り上がって来たかなと感じる3巻。
清霞と美世の関係が少しずつ深まりつつある様子にドキドキが止まりません。
また3巻は4巻に続く形で終わっているので次巻が気になります。
美世の出生秘密にも迫っていくような背景も見受けられ、今度は美世の父母についてのストーリーが繰り広げられていくのかな?と予想してます。 -
少しずつ進んでいく。前向きにはなってきたかな。
清霞が真っ直ぐなのがよし。
義母のツン、デレはくるのか?
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結婚の話には必ず出てくる、舅、姑問題。今回は主にこのテーマ。
義父の正清はぼんやりしつつも、美世を歓迎ムード。でもさすが先代当主、締めるところは締めます。
義母の芙由は美世を苛めまくり。
その環境のなかで、今回も美世は少しずつ、本当に少しずつ強くなっていく。この牛歩?のような成長速度も微笑ましい。
毎回こんなに卑屈だとイライラしてしまいそうなのに、応援したくなる。
しかしこのお義母さん、芙由は最終的には超ツンデレとも言おうか、あんだけ美世の事を毛嫌いし苛めていたのに何故か憎めない存在に。面白い存在だ。