アサシンズプライド13 暗殺教師と廻天導地 (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040737485

作品紹介・あらすじ

時間旅行によって古の時代へと辿り着いたクーファ一行。封じられた歴史の闇を探るメリダたちが直面したのは、想像を超える世界の全貌と、残酷な真実だった……。世界の真相を知った乙女たちの進むべき道とは――?

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。前作からの続きで5千年前の世界にタイムトラベルするの。
    ただ、すっかり忘れて、何のためにタイムトラベルしにいくんか?忘れてしまっていて、謎に感じながら読みすすめた(笑)。前作読むの面倒だったのと、わからんでもそれなりにおもしろかったし。
    歴史の重要ポイントに立ち会うことになり、ミゥのことも判明したり。
    戦闘シーンは少なめだったが、とても楽しめた。

  • メリダ達の世界の根幹が明らかになります。なぜ岸公爵家が民を守るのか。今まで出てきた最強ラカンスロープの正体。フランドールの歴史。太陽が消えるまで。

    過去に戻りたい。
    1度はは口に出したことのある言葉だと思います。でも、時間を飛行する者の運命として、歴史を変えてはいけない。どんなに辛くても、悲しくても。その事を、この小説から学びました。

  • 遂にフランドール成立の謎が明かされる13巻。フランドールがどうして今のようになったのか、という点を明かす行為はフランドールの外がどうして今の形になったのかという点も突き詰めることにも繋がるんだよね
    フランドールの過去をクーファ達が知ることで、行き詰まってしまったフランドールの現状を変えるきっかけとなる。そういう話が展開されているね

    これまでもクーファの力が借りられずメリダ達の力だけで難局を乗り越えなければならないストーリーは幾つもあったのだけど、この巻はそれによる不安感はそれほど感じられなかったのは意外かな
    顔見知りなんて誰ひとり居ない世界、自分達の周りにいるのは邪険にする研究者ばかり、暗躍するシーザの存在、迫りくる世界の崩壊……
    そういった不安要素は幾つも有るのにメリダ達の現状に対して不安を覚える事少なく読めたのはそれだけ彼女達が力量的にも成長しているし、事態打開の解決策も思いつけるようになっていた点もあるのだろうね

    それでも根本的な大問題である太陽の崩壊がどうしようもなかったのは、メリダ達が異邦人であり歴史上の事実に手が出せなかったというのも有るし、そこに込められた悪意に気付けていなかったから
    まあ、悪意の点に関しては現地人ですら看破できていなかったのだから仕方ないのだけれど
    でも、その悪意が回り回って今のフランドールを取り巻く状況に直結しているのだからとんでもない話である


    そして遂に明かされたフランドール成立の経緯には幾らか驚かされたね。十賢人がそのまま今の対立構造に繋がってくるとは……
    過去が明かされ、現状への理解が深まり、未来への道が見えた。
    物語がクライマックスに突入してくのだと予感させるラスト。これからのストーリーにワクワクしてしまうね

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著者プロフィール

「暗殺教師に純潔を-アサシンズプライド-」で第28回ファンタジア大賞<大賞>を受賞し、デビュー。

「2021年 『アサシンズプライド13 暗殺教師と廻天導地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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