ぼんくら陰陽師の鬼嫁 七 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040740928

作品紹介・あらすじ

廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎える芹――ところがどうにも体調が優れない。その様子を見た皇臥は、芹に呪詛が効いていなかったことから、元々別件で呪いを受けていたという可能性に思い至り……!?

感想・レビュー・書評

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  • さばまるファンシーランドから回収され、本邸で寝込む、鷹雄光弦こと北御門貴緒。
    一方、芹も体調が悪いままで……。

    ホームである北御門家に戻って、夫・皇臥、義母・史緒佳、式神たちとのからみが復活。
    ほのぼのたのしいやりとりという、シリーズの魅力が復活してうれしい。

    新しい式神、形代である青竜・如月と、貴緒。
    クセの強いキャラクターが増え、新たな掛け合いもたのしい。

    怖い話が多いけれど、今回の呪いの真相は見えてくるので、あまりひやひやせず。

  • シリーズ7冊目でとうとう四神の式神がそろった!読んで表紙に納得!

    絶対芹に呪詛をかけたのはあの人だと思ったのに、予想外の人の呪詛に巻き込まれてた!
    しかし黒幕っぽいあの人も最後に登場して意味深な台詞を残す…。

    今回は皇臥の苦手な呪詛分野と、プライドのあり方がテーマだった。
    身近な人にこそ相談しないってあるよね。心配かけたくない気持ちからなんだろうけど。

    芹に呪詛がかけられていることを伝えなかったこと、呪詛関連の教えを苦手な兄に乞うまでに悪あがきしたり(式神の青龍を起こす)、
    男のプライドが解決までの最短距離を遠ざける。

    相手に伝える勇気を出せないことを、相手を気遣う体ですり替えるのは夫婦として誠実ではないと母に弟子と嫁の前でめちゃくちゃ叱られる

    メンタルベッコベコ

    …そう言うところで素直に反省して、芹に不誠実だったと謝罪して。
    伴侶のために頭を下げられる男の方がカッコいいよね。

    でも良いところで邪魔されるのはラノベあるある(笑)
    芹の友達の方は秒でカップルになったけど、ほんとーに少しずつだけど進展してる!
    頑張れ皇臥!

  • はい、また騙されました。
    想像の裏をかかれ続けております。
    このシリーズ、絶対私の思った通りに進まなくて、本当に好き。
    明らかに怪しい伏線引きまくりなのに、全然回収してこないあたりまだまだ続きそうで、安心してます。
    今回は新しい式神も登場して、次回への期待度もどんどん高まる一方です。ただ、表紙見た時は初見だったので兄の貴緒さん、自宅では髪の毛とかも切ってこんなラフな感じの格好してるんだ〜と勘違いしました(笑)
    また1年くらい気長にお待ちします‼︎

  • 青龍登場。

  • 青龍さん、ついに登場。
    色々な意味で想定外の設定で面白かった。
    やっぱり式神に色々文句言われるのね、旦那様。

    呪いの正体が最初全く見えず、不安がどんどん加速したところで、まさかの展開。
    これも予想していない方向から真実がやってきたので驚いたのなんの。
    この呪いの調査時のお義母さまが、もう頼もしくてたまらなかった。

    呪いの件はどうにかなったけれども、珠の件に不穏な発言を残していく某キャラなど、不安要素は残されたまま。
    折角嫁さんの方が自覚に芽生えつつあるので、不安なことは少ない方がありがたいのだが、また前回のことのような大ごとになりそうな予感がふつふつと。
    安心安全な生活は、まだ先のことなのかもしれない。

  • おおー不穏な幕切れ!この巻出てから続きが出るまで結構かかっているので、きっと焦れてる人も多かったろうなぁ…。

  • まさかの呪詛かけられてるじゃない!!
    でもある意味友達を助けていたって思うと少しでも良かったと思うよね
    しかもそれが親友なら尚更
    兎に角二人共無事で良かった
    後は教授だね
    いったい姪っ子使って何しようとしてるんだろう?!

  • ここの家族はみんなに心配かけまいと自分ひとりでなんとかしようとして、余計にみんなに心配かけるのを全員でやる。
    家族には式神も含まれる。
    そう、皇臥さんにとって式神は家族。
    だから形代なんて役割は縁起でもない…そもそもこの物語の最初にやってましたね、式神使い捨て問題。
    それができないから彼は落ちこぼれで。
    でも当の式神たちはとても優秀だから、そのためにいるから、いつでも役目を果たすつもりでいる。
    もうそっとしておいてあげてほしい。
    なんだかんだでこの家族はみんなで問題を解決していくんだろうなと思っていたけど、完全にフラグ立ってる存在がでてきてしまったのだもの。

  • 二人共同じ呪術を。
    何かしら違和感を感じていたにも関わらず、誰にも情報を共有しなかったのは悪手だったのでは。
    今現在起きている事を整理していけば、もっと早く辿り付けていたのではないか。

  • だいたいの話の流れは覚えてるけど、登場人物となると細々したことは忘れてるわ。沙奈ちゃんが何したのか、何をしてないのか記憶にない(笑)でも、廃墟遊園地には行ってないのね。で、彼女を行かせないようにした大学准教授の義叔父が非常に怪しいと。式神(鬼)使いなの?そのあたりは次以降かな。さて、表紙の皇臥そっくりさんはてっきり学ラン着た若い頃の皇臥かと思ったらジャージでしたか。そっくり、でも表情が本人以上に豊かだと違和感あるんだろうな(笑)あと、鷹雄は津田さん声で読んじゃうな(笑)

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著者プロフィール

王道のストーリー展開を、愛嬌あるキャラクターで軽妙に進む作風が人気を博し、数々のシリーズを立ち上げた。動物好きでエッセイなども手がける。代表作に「新米女神の勇者たち」シリーズ(KADOKAWA/富士見書房)、『三宮ワケあり不動産調査簿』(富士見L文庫)など、著書多数。

「2023年 『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 八』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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