- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040741260
作品紹介・あらすじ
絶世の美女・珠珠(じゅじゅ)。後宮の選抜で、身分を隠した皇太子や才ある妃候補達を魅了したその正体は、濡れ衣で後宮を追放された白豚妃こと珠麗(じゅれい)だった!
「バレたら処刑だわ!?」と焦りまくる彼女。引き続き後宮から脱走を図るものの、裏目に出て妃候補として評価されるばかり。さらに、貧民窟の主・礼央(りおう)の助け船も逃してしまった……。
ついには、かつて珠麗に濡れ衣を着せた黒幕の陰謀にまで意図せず切り込んでしまってーー!?
★大ボリュームの書き下ろし番外編「二度目は、きっと」収録。
★コミカライズも、スクウェア・エニックス「マンガUP!」にてこの冬連載開始! 詳細は続報をお楽しみに!(2021年11月時点の情報です)
感想・レビュー・書評
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貧民窟から攫われて後宮に戻ってきた白豚妃・珠麗。胸の焼き印が見つかると処刑されると恐れて、なんとか追放されようと画策するが、つい出てしまう生来のお人好しのために、次々と裏目に出て、妃姫たちや公主の信頼を得て彼らの結束を固めるし、お妃の有力候補にもなるし、珠麗を主と思う妹分までできてしまう。あげくは思いもせず後宮に巣食う悪を暴き出してしまって、あらあらどうなる。自分の正体も…。お約束のめでたしめでたしで気持ちの良い読書でございます。そうそう、意地悪の限りを尽くしていた楼蘭の苦しみも救ってやるというのもよござんしたねえ。
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何をやっても裏目に出る珠珠。
ずっと応援したくなる彼女の2冊目です。
最後、彼女の幸せがどうなるのか。それが楽しみで早く読みたいような、読むと終わってしまうので読みたくないような葛藤のある本でした。 -
面白かった。めちゃめちゃスッキリ、すばらしいエンディングですな。帯にある通り、意図せず巨悪に立ち向かい、意図せず人をたらし込み、意図せず周りを幸せにしていく。そして、読んでる読者も幸せになるという。
外伝の最後に(完)って書いてたのと、物語もスッキリしたところで終わっていたので、もっと読みたかったので完結が残念だ、などと思ったが、よくよく探すと、どこにも完結とも書いてはない。そして、皇帝陛下もまったく諦めていないので、もしかすると、ぶり返す(言い方)かも?と、ちょっと期待もしている。 -
「二度あることは三度あると言うじゃないか」
エピローグの後に書きおろし番外編が載ってますが、ここまで本編に入れた方が良いのでは?
結局礼央は自誠の烏にはならないことにしたのでしょうか。対等な関係のいい主従になりそうですが、珠麗がいると難しいのかな。
最後の自誠の「未亡人でも子持ちでも…」という執念というか執着が怖かったです。さっさと諦めて、跡継ぎを作るべき。 -
思っていた以上におもしろかった
女のドロドロした部分ちょっと怖い 笑
礼央がかっこいい!
ってかこの男2人執念がスゴい
書き起こし番外編が特におもしろかった