- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040744223
作品紹介・あらすじ
仙娥の娘を託された小玉は人手の少ない後宮で育児に奮闘していた。それと同時に、はじめての「家族」の穏やかな時間を手に入れる。さらに清喜や綵も戻ってきて、後宮に新しい風が吹きはじめ――。
感想・レビュー・書評
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面白かった。みんな戻れてよかったよかった。
なんといっても、痔の治療のくだりがしみじみした。
次の巻で完結なのだが、この分だと優しく終わってくれそうな気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
次巻で最終回。
物語の終焉に向かってそれぞれ登場人物が老いて寿命を見据えている。
戦いで亡くなる登場人物の多い作品だけれど、自死もあり寿命もあり。
でもきちんと次の世代に移っていく様子もある。
歴史は動いている。
こういいう仮想王朝物が国興しであったり、興隆期が多いのだけれど。
このシリーズは国の終焉期だと最初から示しているように。
王朝の興亡の亡の部分にスポットが当たっているなと感じる。
ページ数を増やそうと思えば増やせるけれど。
あえて描きたいものをそぎ落としてこの形になっているのだろうなと思う。 -
(正直、だいぶ積んでしまって…ストーリー忘れかけて読んだ…シリーズものは積んじゃだめだ…)
次でラスト。次でラストかー!小玉と文林が最後にどこに着地するのか、なんだかんだ相棒から夫婦になった2人の結末が気になる。紅燕のこの後も気になるなぁ。 -
ちょっと失速してきたかも。
時が流れ、小玉と文林が年齢を重ねてきたということもあるのかもだけれど、
全部がなんだか中途半端なような。 -
十二巻読んでいないことに気づかず、こちらから読んでしまいました。お陰でなんでこの人死んじゃったのとか忘れてるだけかと思いました。
あと少しで物語の終わりと予告されいますが、いや、もう、不毛すぎる。
文林との仲がなんとなく家族愛っぽいものに変わったのは良しとして、隣国も再びきな臭いし、国としてどんどん衰えていくのが手に取るようにわかるというのも怖いものですね。
文林…お大事に…。 -
雪村先生の書かれる文章のテンポと遊びごころが好きです。登場人物も生き生きと小説の中で動き回っている。
後宮という、独特な世界なのだけれど、人間味あふれる主人公のおかげて、夢中になって読み進み、早く次が読みたくなります。 -
なんだかしぼんでくる
でもそれが作者の狙いだから仕方ないんだけども
もう少し幸せを感じて暮らしてほしいなあ