後宮茶妃伝 二 寵妃は愛で茶を沸かす (富士見L文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040744704

作品紹介・あらすじ

うっかり青国の妃となった采夏。他国との交渉に頭を悩ませる皇帝に一息ついてほしいと、不思議なほど癒されるお茶を淹れる。それは采夏が昔幼馴染から教わったお茶。するとそこへ見慣れぬ青年が現れーー!?

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。1巻でめでたしめでたし、うっかり立后した采夏。正式に、皇帝の政治に参加できる立場になり、お茶パワーで外交問題を解決していく。ついでに謀反を計画していた悪者も成敗する。
    いいねぇ、絶妙な軽さと後味の良さ、いいお茶飲んでるような文庫本ですな。

  • 常識と理性(但しお茶が絡む時「除く)を持った皇后、素晴らしい。でもちょっと嫉妬もする采夏は可愛いし、凛々しい。お茶が絡むと相変わらず理性も何も飛ぶところも可愛い。新しい妃1人目も何やらぶっ飛んだお嬢さんなので、残りの妃もどんなぶっ飛んだ子が来るのか、楽しみである。

  • 釆夏のお茶愛が、またしても陛下と国を救う。
    お茶が好きすぎるあまり天然かつ変人と化しているが、基本的に様々なスペックが高いお人なので。
    この人が皇后なら、この国は大丈夫じゃないかと思う。
    色々な意味で。

    後ろ盾の少ない黒瑛に他の妃をという展開はやむなしとはいえ、最初に送り込まれた子が、これまた変人……もとい、いい子でよかった。
    最初こそ思い込みで悲観的になっていたが、そもそも主役夫婦のファンである。
    見守りこそすれ、邪魔する気は毛頭ないと言う。
    寧ろ黒瑛の方にライバルが登場。

    同じ釆夏を愛する者同士。
    先に出会ったのは、今回登場した「彼」の方が早かったものの、お茶を通じて主役二人の相思相愛ぶりを知ると言う。
    可哀想な失恋の仕方……やむなし、この世界はお茶によって愛も平和も導かれるのである。
    いや、過言ではなく。

    そんなライバルとの攻防があっさり決着と思っていたら、それ以上の窮地も。
    それは、王位簒奪を企む輩の登場。
    でも、これもライバルキャラを始めとした人たちの協力と、何より釆夏のお茶愛によって切り抜けると言う。
    今回のラスボス、実にあっさり罠に引っかかってくれて、爽快でした。
    だから、彼女が皇后な限り、この国は安泰なのです。
    色々な意味で。

  • 恋愛に関してはやっぱりくっつくまでが面白い。
    今回幼なじみの登場でもっと掻き回されるかと思いきや、二人の関係はなんだかんだ穏やか。
    采夏の茶バカっぷりが相変わらず好き。

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