- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040748429
作品紹介・あらすじ
転生した先に待っていたのは貴族たちとの学園生活。裕福で傲慢な貴族の家柄に生まれたけど、あくまで現代人として当然の振る舞いを心がける。そんな立ち振る舞いに貴族令嬢たちは俺に深く信頼を寄せてくれて――
感想・レビュー・書評
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転生ものである必要がないし、異世界要素も薄めだし、元の悪い噂もほぼ物語に影響しないし、ヒロインと仲良くなる過程もほぼなく一方的に好意を寄せられるし、話としての作りの粗さが目立つ。
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度々出てくる「ごめんだけど」に非常に腹が立つ。
貴族社会でそんな言葉使うか? 貴族社会での丁寧な言葉遣いを心掛けたというが……。登場人物が設定上、学生だから割合縦社会もなくして読みやすくしているとはいえ、普通に日本社会と変わらない雰囲気だった。
そのため「貴族」という本作品において重要なファクターの一つが、雰囲気作りにも役立っておらず。
登場人物である、主人公の侯爵子息、ヒロインの伯爵令嬢、男爵令嬢、侍女、たちのキャラ立ちにも雀の涙ほどしか関係しない。
故に、読む際には「貴族」と「異世界」という点を頭から取り除く必要がある。どこか外国の人物たちの物語りとしてならば十分にありだと思えるからだ。
ただし、主人公の「悪評」状態の展開の無理やり感や投げっぱなしの現状。これを払しょくしようと努力しない怠惰な姿勢は評価出来ない。
ヒロインとの恋愛にいそしむのも良いが、現状の土台がよろしくないのは主人公もそうなのだから、まずは自身の土台をかためるのが肝要なのではないだろうか。
もし二巻が出るのだとしたら、ヒロインたちだけでなく、自身の手でも悪評を消していく姿勢を見せて欲しいものである。 -
異世界転生甘々ラブコメ。
ある日突然異世界転生が発生し、裕福な傍若無人な貴族・ベレトの意識を乗ってしまう。転生先ではベレトは突然優しくなったと見られ、今までのベレトの行動との"ギャップ"に気付いたヒロインたちとの物語。
全体的にゆったりとした、日常の甘い風景を描いた作品で、所々設定関連等で気になる点はあるものの、ゆったりと楽しめる作品だと感じた。