LOH症候群 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822501

作品紹介・あらすじ

テストステロンが急激に減ることで起きる心身の不調――それは男性更年期障害であり、医学的にLOH症候群と呼ぶ病気です。女性に比べて知られていない男性更年期障害の実際と対策を専門医が解説します!

感想・レビュー・書評

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  • その不調、原因は老化ではなく、男性更年期障害!Late Onset Hypogonadism(LOH)症候群がもたらすLoss of Health(不健康)、そしてLoss Of Hope(失意と絶望)の恐怖――。男性はテストステロンが急激に減ることで心身に深刻な症状が起きる。これが男性更年期障害、医学的には「LOH症候群」と呼ばれる病気。LOHとはLate Onset Hypogonadismの頭文字を取ったもので、加齢に伴ってテストステロンの値が病的に下がるという意味。男性は必ず更年期を迎えるわけではないものの、30代以降の男性なら誰にでも起こる可能性
    ・あなたの知らないテストステロンの機能と役割
    ・こんな状況のときはLOH症候群を疑うべき
    ・留意すべきは「食事と健康」だけではない理由……
    【目次】はじめに―あなたの知らない「LOH症候群」
    第1章 テストステロン 外に出かけて獲物を取ってくるホルモン
    第2章 LOH症候群の症状と診断
    第3章 健康診断からLOH症候群を疑う
    第4章 LOH症候群にならないために
    第5章 LOH症候群の最新治療
    第6章 HPテスティングで前向きな健康維持を
    第7章 再び”ヒーロー”になるために
    「テストステロンというホルモンと、そのホルモンが減るLOH症候群について解説します。(略)日本人の成人男性でも数百万人の患者がいるというLOH症候群。あなたもすでに罹っているかもしれません」

  • にんにくだあ 薬指と人差し指

  • toppointで認識し、読書。
    テストステロンが急激に減ることで起きる心身の不調についての本。

    メモ
    ・テストステロンの作用 
     筋肉と骨を強くする
     動脈硬化の予防
     造血作用
     性機能
     抗炎症作用
     認知機能
    ・テストステロンはチャレンジ精神にもつながる
     活動量もあげる。
    ・テストステロンを上げてくれる食材
     牛肉、馬肉、卵、ヨーグルト
     マグロ、さけ、牡蠣、あさり、はまぐり
     にんにく、ブロッコリー、ほうれん草、かぼちゃセロリセリ玉ねぎアボカド
     マッシュルーム、、トリュフ
     バナナ、パイナップル、柘榴
     なっつ、唐辛子、ごま油、オリーブオイル、はちみつ
    ・腸内細菌もテストステロンにプラス
    ・有酸素運動も重要。
    ・マインドフルネスもテストステロン上昇に寄与する
    ・ヨガもテストステロンを、上げる

  • 男性の「やる気」をいかに上げるか!

    テストステロンという男性ホルモン、
    糖質制限ダメ、
    タンパク質、ある程度の糖質
    有酸素運動
    おだてられる
    リスクを取る、チャレンジする
    人と比べない
    思いを手放す、呼吸、マインドフルネス

    ↓メモ
    実はこの「ハツラツさ」にはホルモンが深くかかわっています。そのホルモンとはずばり、テストステロン

    ★テストステロンも、一般に男性ホルモン

    テストステロンは、男性では主に精巣( 睾丸) で、女性では卵巣でつくられるホルモン

    テストステロンが十分あれば夜はぐっすり眠り、日中に活発に活動することができますが、少ないと眠りも浅く活動量も落ちてしまう

    テストステロンが出ていると、不安や懸念を感じにくくなる

    ★ブタもおだてりゃ木にのぼる
    (ウイナーズ・エフェクト) という言葉があります。これは一つ思いがけずによい実績を挙げると、周囲が賞賛することによって、さらにより大きな舞台で活躍できるようになること

    テストステロンの高い人は計画性があり、 緻密

    男性は胎児のときに自分でテストステロンを出して男性器を作り、生まれてきます。このときテストステロンの産生量が多いと、薬指が人差し指より長くなる

    テストステロンが低くなると、これまで精力的にこなせていた仕事に強いストレスを感じる

    ★糖質制限によってテストステロンが減る

    もともとLOH症候群はテストステロンの絶対値ではなく、女性の閉経時のように男性ホルモンが「急激に下がる」ことで起こります。平均値より低くても、若い頃からそうだったら問題ない

    こんなときにLOH症候群になりやすい
    1、長時間の労働
    18 時以降は運動、趣味、お酒など楽しい時間を持つようにしましょう

    退職後の男性に必要なものはコミュニティです。ゴルフ仲間、釣り仲間などの「仲間」です。

    ★基本はたんぱく質をしっかりとり、糖質もある程度とること

    ★有酸素運動をしているときはテストステロンが上がる

    筋トレのようなレジスタンス運動は、運動中にはテストステロンは変化しませんが、トレーニングによって筋肉量が増えるとテストステロンも高くなる

    ナシーム・ニコラス・タレブの『身銭を切れ』という本の原題「Skin in the game」は「リスクに身をさらせ」

    ★リスクを取ることが少ない仕事につくことだとすれば、テストステロンが低い生き方

    ★景色の良いマンションに引っ越す、美容整形手術を受ける、といった変化によって一時的には前よりも幸せになりますが、長続きしない
    快楽順応」といって、人間は知覚の変化や生理学的な変化に驚くほど素早く慣れてしまう

    ★「あなたらしく」というのは、飾らない、人と比較しないということです。他人と自分を比較し、うらやましく思っていたら幸せにはなれません

    くつろげる場所に一人で背筋を伸ばして座り、目を閉じて5分ほど呼吸に集中します。最初は呼吸の回数を数えることから始めるといいでしょう。やってみるとわかりますが、すぐにいろいろな考えが頭をよぎり、呼吸に集中できなくなります。意識がよそにそれていることに気づいたら、その考えを手放して再び呼吸に意識を向け直す。
    ★意識を外に置く、マインドフルネス
    ★思いを手放す

  • 男性の更年期障害と言われるLOH症候群についてまとめた本。この様な病気がある事を知るだけで、自分がこの病気にかかっても対応が取れるのですごく安心出来る。テストステロンが減らないよう予防していこうと思う。

  • 中年男性の不調について、ある特定の知識が得られる書籍。この年代で、どうも仕事にやる気が出ないといった感覚を抱いている人には、有用な内容だと思う。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科教授。医学博士。日米で医師免許を取得し、救急医学、泌尿器科学、腎臓学、分子生物学の研鑽を積む。精度の高い泌尿器手術を行う一方、学際的なアプローチを男性の健康医学に導入、日本初のメンズヘルス外来を開設。(一社)日本メンズヘルス医学会理事長。著書に『LOH症候群』(角川新書)、『ホルモン力が人生を変える』(小学館新書)、『男性の病気の手術と治療』(かまくら春秋社)などがある。

「2023年 『元気の素 更年期の壁を越えるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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