移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822914

作品紹介・あらすじ

(章タイトル)

はじめに

第一章 「朝日新聞」が隠すベトナム人留学生の違法就労
第二章 「便利で安価な暮らし」を支える彼らの素顔
第三章 「日本語学校」を覆う深い闇
第四章 「日本語教師」というブラック労働
第五章 「留学生で町おこし」という幻想
第六章 ベトナム「留学ブーム」の正体
第七章 幸せの国からやってきた不幸な若者たち
第八章 誰がブータン人留学生を殺したのか
第九章 政官財の利権と移民クライシス

おわりに

感想・レビュー・書評

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  • SDGs|目標10 人や国の不平等をなくそう|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/730417

  • ルポ技能実習生より

  • ●コンビニの24時間営業、安い弁当、定時に届く宅配便など。そんな便利な生活は、もはや低賃金・重労働に耐えて働く外国人の存在無しには成り立たない。技能実習制度と留学生だ。
    ●悪質な日本語学校。実は経営者には、在日中国人や韓国人が多い。
    ●「学部研究生」コースは、留学生に特化した1年のプログラムだ。対象は日本語学校の卒業生で、大学への進学準備のための「予備校」と言う位置づけだ。このコースが、専門学校にも入れない偽装留学生の受け入れ先となっている。

  • 偽装留学生に関する厳しい現実が記されている。が、これをどうすればいいのか?
    アンダーグラウンドは犯罪の温床になりがちだ。だが、単純労働者をオープンに受け入れれば問題が解決するわけでもない。何かしらの制限をかけるしかない。
    まず問題を広く知ってもらう、という意図には賛成する。

  • 東2法経図・6F開架:366.89A/I19i//K

  • こんな日本に誰がした・・・とまでは言わないけれど、移民政策の転換点となるような外国人労働者の政策転換、それに対して議論を封殺するこんな国に、誰も好き好んで来ようとは思わないと思う。

  • 「時代は変わった」ことを思い知らされる本。外国人労働者の数も留学生の数も20年前とは大きく変わってる。

  • ベトナム人留学生をホストファミリーとして受け入れたことがあります。その学生とは今でも家族ぐるみでの交流があります。

    そういった経験もあり、親の立場で読んでしまうからか、読み進めるにつれ、なんとも言えない辛い気持ちになります。

    多くの日本人の目に触れ、少なくとも問題改善への一歩になることを願うばかりです。

    経済をまわすことは大事ですが、便利な生活を支える留学生の実態、彼らに関わる企業や政府の姿勢を知ることの出来る良書だと思います。

  • 便利で安価な生活を支える移民
     新聞配達、弁当、コンビニ、宅配便

    週28時間以内の労働 有名無実化

    夕刊を廃止すれば問題は解決する

    姉の自宅を担保に150万借りて日本へ
    日本へ行けば月20-30万稼げると騙されてくる

    重労働で授業が睡眠時間になる

    ベトナム ブローカー 送り出しビジネス

    廃校を留学生向けの専門学校へ
    近くにカキの養殖

    ブータン、ネパール 留学生の自殺

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著者プロフィール

1965年、岡山県生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業。英字紙「日経ウイークリー」記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)客員研究員を経て、フリー。著書に『ルポ ニッポン絶望工場』(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など多数。

「2019年 『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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