火神録 考古探偵一法師全の記憶 (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000649
作品紹介・あらすじ
すべてはあの年、京都ではじまった-。大学で考古学を専攻する佳織は、殺人の現場に偶然いあわせたことをきっかけに、先輩の一法師、同級生の荻原、鋭い洞察力をもつ文化財修復師・後田あいりと行動を共にすることになる。佳織は一法師があいりに惹かれていることに気づき、動揺する。あいつぐ不審火、ビル爆破事件、そして大がかりな脅迫が古都を震撼させる。考古探偵の過去がついに明かされる、人気シリーズ第4弾。
感想・レビュー・書評
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かなり久し振りに読んだためか、シリーズの流れを忘れていた。だんだん思い出してきてもやっぱり続編じゃなくて、過去に時制が巻き戻されたみたいです。
だけどかつてより面白くなった気がする。
一法師も現在より素直で好感が持てます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一法師達の過去編。
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☆1.5
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10月13日読了
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過去の話。
一法師さんはどうやら昔からあんな感じらしい。
でも、今までの怪しい組織は最初から絡んでいるようで。。。
ここで過去編ってことは当分続くのかなぁ。 -
ちょっと恋愛感情入りすぎている気がする。
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古屋君があんな形で登場するとは!なんだか一法師さんの影が一部明らかになった感じですな。話のスケールはすごく大きい!
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京都の大学で考古学を専攻する佳織は、偶然に殺人事件の現場に居合わせてしまった。
それを切欠に、先輩である一法師と同級生の荻原、文化財修復師の後田あいりと行動することにー
態度が悪く女性にだらしないという噂のある一法師。
彼の本当の人柄を知るにつれ、気になる佳織だが、彼があいりに惹かれていることに気付いてしまい…
京の町に相次ぐ不審火、ビル爆破テロ、そして出された犯行声明と要求。
一法師たちは犯行を止められるのか?
考古探偵の過去が明かされるー!
序盤でとある台詞にひっかかりを覚えて“もしかして…いきなり犯人わかっちゃった?”
まさか、と思いつつも読み進めたらやっぱりでちょっとガックリきました-
ある意味フェアな提示方なんだろうけど-私が気付くくらいだから皆わかったよね、みたいな。
京都の町を右往左往するのは、行ったことのある場所も多くてイメージできて面白かったかな。
話としては、いつもの集団心理的怖さは無かったし、一法師の心情も外野の推測しかないので、彼女への想いも今ひとつ…
過去の物語だから“この先どうなっちゃうの”ってヒヤヒヤもしないしね-
次作は現在に戻って“八岐大蛇”関連みたいなので、特に燃えも萌えもしてないシリーズだけど、暇つぶし的に少し楽しみにしてます- -
とても読みやすく書かれていました。内容は過去編、つまり三巻までで仄めかされていた、過去の出来事について。そんなことが…と思うような出来事があり、なぜそれを引きずっているかは、多少解明されたものの、まだ説明を必要とする気がします。というか、私はもっと読みたいです(笑)
過去編も含めた全貌の解明に、あと二巻くらいかかるかも…? 続きが楽しみです!