煩悩フリーの働き方。 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000755

作品紹介・あらすじ

私たちが抱えるストレスの多くは仕事に原因があります。職場の人間関係や課せられるノルマ、そして仕事自体のつまらなさ…。誰しも、どんなに能力のある人でも、失敗することもあれば逆境に立たされることもあるもの。悩めるあなたに若き僧侶が仕事と上手につき合うための精神的手習いを語ります。著者自身がダメ人間だった頃の過去も参考にしつつ伝える、仏道式の感情コントロール技術。「明日、会社に行くのがイヤだ」と言う前に。

感想・レビュー・書評

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  • ・仕事は、本来私たちが生き延びていく力を与えてくれるものです、一瞬一瞬やるべきことに向かって、意識を集中させ没頭していく…

     ~仏道のように修行を積むことによって、煩悩一つひとつが消えてゆき、ストレスのない充実した爽やかさが残るのです…。

     確かに、うまく行かない時って、目の前の仕事に意識が集中せず、その仕事がうまくいかなかったらとか、逆にうまくいったらとか、余計なことを考えている。

     それは不安だったり期待だったりするわけですが、欲のために仕事をしている、ということに他ならないわけです。不純な動機ではうまくいかない。

     ~仕事に真剣に取り組み始めますなら、やがて集中できている度合いに応じて、充実感がやってまいりますし、やりおおせましたときに穏やかな達成感を得ることができるものです……。

     小池龍之介さんは、このように、仕事を取り組む時には、余計な考えを頭の外に追い出し、没頭することが重要であることを繰り返し述べています。それが、充実感や達成感に繋がるのだと…そして、そのような充実感や達成感を味わうために、

     ~仏道式の作法を身につけましたら、さらに煩悩(ストレス)なく没頭して取り組めるようになります……。

     と仰っています。

  • 充実してる人は生きる意味や働く意味など考えない、という言葉に、当たり前だがハッと気づかされた。なんとなく今の仕事に不満ばかり抱え、もっと楽しい生き方があるんじゃないかとグダグタ非現実的なことばかり考えていたが、それは自分のことを、今の仕事なんかでとどまらない可能性をもった人間なのだとかいかぶってる証拠だということに気付かされた。もっと今の一瞬に没頭して、この環境でいかに充実した生活ができるか、心と身体を一致させて現実を着実に歩むべき、ということを学んだ。薄い文庫で1日で読める内容だったが、とてもタメになるコスパの高い本だった!\(^_^)/

  • 生徒に綺麗ごとをいうことに悩む小学校の先生の気持ちに共感した。「よこしま心に言葉を合わせる」か「綺麗な心に言葉をあわせる」しか解決の方法がないらしい。。心と言葉がちぐはぐになっているのが不安定な鬱な気持ちを作り出す。

  • 別に仏教徒ではないけど、仏教の考え方は今の日本人にとって本当に救いになるものだと思う。

  • サッと流し読み。結構辛辣な言い回しが好み。

  • 仏教の教えに沿って、現代の働き方にアドバイス。著者がまだ若いこともあってか、重みはない。

  • 10パーセントでもいいから実践してみよう

  • 仕事で悩んでいる時に年下の素敵な先輩にさり気なく渡され、お借りして読んだ。
    わかりやすく仏教的観念から心の在り方、仕事との接し方について学んだ。

  • この本で云われていることはよくわかるし、もっともだと
    思うのだけど、実際に取り組めるかというと…
    それともっともだと思うわりに胸に響いてこない。
    なぜだろう?

  • 個人的には既知?のことが多かったが、辛い時にこそ読むべき本。
    あるいは辛いことが多い人も。

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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