クロス×レガリア 吸血姫の護りかた (角川スニーカー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年2月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001455
作品紹介・あらすじ
中華街の片隅で2人は出会った。少年の名は戌見馳郎、トラブル解決を1回千円で請け負う学生ボディガード。少女の名はナタ、自称仙人。ナタを護ると決めた馳郎の、平和な日常はわずか一週間あまりで終わりを告げる。人の氣を喰らう吸血鬼、〈鬼仙〉と呼ばれる者たちの襲撃。彼らの目的は、鬼仙を無力化できる最強最悪の兵器──ナタを狩ることだった!
感想・レビュー・書評
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ライトノベル
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三田誠さんの新シリーズ。『レンタルマギカ』が終わってしまったので、その代わりに物色。
存在は知っていたのだが、しばらく放置していた。なんとなく「ちょっとなぁ」という感じがしていたのだ。
しかし、「ミニッツ」というラノベでイラストを担当されている「ゆーげん」さんつながりということで、改めて手に取ってみた。
「吸血姫の護りかた」というタイトルから想像していた感じとは少し違った内容だった。読み終えた素直な感じとしては、三田誠さんらしい世界観だな、というところ。
レンタルマギカとのつながりもぼんやり示唆されているが、そのことよりも、大きなものを受け入れることに決めた非力だが、でも無力ではない男の子の物語、という点に共通点を感じた。
とりあえず、二巻もきっと買うことだろう。 -
レンタルマギカの三田先生の新作。
イスカリオテよりはレンタルマギカの世界観に近いが、これは中国と日本に限定(今のところ)
良作よりも女の子の露出が高いところはまぁなんですねぇ~という感じがしないでもないが、文章自体は三田先生らしく読みやすい。
敵役の二人組は「謎解きはディナーのあとで」をなんとなく彷彿とさせる。まぁ次回作に期待というところか。 -
レンタルマギカの読者だったのでレンタルマギカの世界観を求めてこの本を読み始めました。
呪力とか協会とか魔法使いとか・・・
前作を彷彿させる表現が所々出てきてくれて正直嬉しかったです。
独特の言い回しと言いますか、レンタルマギカでよく出てきた言い回しが息を潜めてように思えました。
逆に読みやすくて良かったです。
色々伏線が出てきていたのですが、巻末の方でしっかり回収してくれてすっきり。
更に次巻への伏線もしっかり張ってくれて、これからが楽しみです。
このシリーズも追いかけていこうと思います。
ヒロインが複数人出てきましたが、主にナタと蓮花はホナミとアディリシアを連想させるものがありますね。
敵方だった女の子が仲間になってヒロイン化するとかどう考えてもアディリシアだったので(笑) -
アキバ文学???萌え、とか活字で見たの初めて。どうしてこういう分野で描かれる女の子っておんなじようなキャラばっかなんだろう。画一的・・・お話はなかなか面白いのだけど、キャラがつまんない
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王道を極めた感じがたまらない
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続きはよ
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好きな作家さんなので気にはなっていたけど表紙がアレで購入を躊躇していた作品。電書になったので買えましたw
内容は、レンタルマギカやイスカリオテほど「濃さ」がなかったので、ちょっと残念、といったところ。 -
三田誠さんの新シリーズを読破。
ご本人さんのツイッターで新刊情報を知り、ちょっと興味を持ちました。
中華街で自称・仙人の少女ナタと出会った、1回千円ボディーガード稼業の馳郎。
けれどナタとの奇妙な同居生活は1週間ほどで終わり、訪れたのは鬼仙やら鬼宝などという非日常で。
吸血姫と書いてあったから西洋風だと思っていたら、まさかの中華風モノでびっくりしました。
なるほど、血を吸うのではなく「氣(チィ)」を吸う一族たちのことだったのか。
鬼宝の名前とは封神演義を読んでいた身としては思わずにやり( ̄ー ̄*)とくるものがありました。
あ、もしかしてナタの名前の由来ってあの人からきているんだろうか?
今思いいたりました。
キャラクターたちも個性豊かで、これからの展開にどうやって関わってくるのか楽しみですね。
ナタや蓮花や慇懃無礼な執事さんとか、鬼仙サイドも個性ありすぎですが、馳郎サイトのキャラたちも負けていません。
私のお気に入りは黒猫のエイジャです。
誰がなんと言おうとエイジャです。
猫かわいいですよ、猫(*´Д`)ハアハア
あとカエアン。
機械音声で少し人間味のある彼(?)もお気に入りです。
クライマックスあたりの種明かしでは本当に驚かされました。
そうくるか! とびっくりしました。
第2巻も発売されますし、鬼仙サイドもですが、馳郎サイドの人間たちがどう動くのか、楽しみです。