きみが見つける物語 十代のための新名作 運命の出会い編 (角川文庫)

制作 : 角川文庫編集部 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001936

作品紹介・あらすじ

偶然、近くの席に座ったから。共通点があったから。それとも、正反対だったから?私たちは出会いと別れを繰り返し、成長し続けていく-。旬の作家が集結、それぞれが描いた出会いと別れの物語とは?いま読みたい名作を厳選したラインアップでおくる、短編小説集。

感想・レビュー・書評

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  • どの短編も、何となく「痛みを感じる子」が出てくる。オタクっぽ過ぎて痛かったり、頑張りすぎて痛かったり。彼らがそれぞれ、今を駆け抜ける様が描かれているアンソロジー。

    ・世界の果ての先/角田光代
    主人公とユキオは幼なじみで、昔はよく遊んでいたが、思春期で離れた。しかし主人公の父とユキオの母が逐電してしまい、久々に話をするようになる。
    二人は家のごたごたから逃げるように、世界の果てを目指して電車に乗る。

    ・薄桃色の一瞬に/あさのあつこ
    小学校時代にいじめられ、傷を抱えたまま中学に進学した主人公の絵美は、ようやく藍子という友人ができる。
    そのまま高校に進学し、絵美は藍子の幼なじみである柏木陽に恋をするが、藍子の存在の方が心を大きく締めている。
    何となく暗い雰囲気を漂わせる藍子。何も言わないまま彼女は事故で亡くなる。
    絵美の心の中には藍子への想いだけが残っている。

    ・電話かかってこないかな/笹生陽子
    高校を中退して暇を持て余していた主人公の三木くん。そこに、中学の同級生で超オタクの女子からデートのお誘いがかかる。
    何で俺? とか あのオタクじゃなぁ…… と不思いつつ出かけると、やはり超オタク仕様のデートが待ち受けていた。
    しかし付き合ってみると、三木は自分の心が満たされているのを感じた。
    はやく電話かかってこないかな。

    ・赤土を爆走/魚住直子
    クラス中からいじめられている中一の桐子は、護身のためにナイフを手にする。
    物理的な武器だけでなく、心も完全武装する桐子。
    やがてその刃は本当に他人へと向かってしまった。

    ・十九の頃/椰月美智子
    十九歳の女子大生である主人公は、バイト先で出会った加藤と付き合うようになる。
    マイペースな加藤と付き合ううちにいろんな世界を知り、小さな喧嘩を繰り返しながらも日々を過ごしてきた。
    しかしその加藤はある日バイクの事故であっけなく亡くなる。
    何年たっても、加藤を想うとき、主人公の心は十九歳のままだった。

    ・17レボリューション/森絵都
    主人公の千春は、彼氏に振られたことをきっかけに変わろうと思い立つ。
    そのために自分のまわりの人たちを変えようと考え、親友のイヅモと絶交する。
    イケている子たちと付き合い、順調にりそうに近づいていると思いきや、千春の心は満たされない。
    やっぱり千春はイヅモが好きで、前の彼氏が忘れられない。自分の根本はだいじで、揺るがないのだということに気づく。

  • 森絵都さんの『17レボリューション』が好きだ。
    頑なに自分の中での価値を否定し続けた私にも、いづもの言葉は刺さった。
    好きで何が悪い。
    開き直って生きよう。

  • 青春の中で出会うひとや出来事が題材で、17レボリューションの方向は間違えているけれども頑張ってる主人公には応援したくなります。イズミのような友達が欲しいですね。最後はにやにや展開ですし。そのほかの話も、成長していく話や、10代の危うさを感じるお話など読みごたえがありました。

  • あまりびびっとはならず。

  • 6話の短編からなるアンソロジー。世界の果ての先 角田光代/薄桃色の一瞬に あさのあつこ/電話かかってこないかな 笹生陽子/赤土を爆走 魚住直子/十九の頃 椰月美智子/17レボリューション 森絵都。

    17レボと薄桃色は面白いと感じた。
    1冊で多くの作家さんの作品が読めるのは魅力ですが、1話あたりの項数が少ないため微妙な作品もある。
    サブタイトルの「運命の出会い編」ということでだけど、出会う前から出会った瞬間の「その瞬間」を掘り下げた作品は皆無。既に出会ったあとの、その後の物語がつづられている。
    「十代のための」と銘打つこともあり全体的にはティーンエイジ向け。ただし、残酷表現のある作品が1点あるため要注意。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    部活、恋愛、友達、宝物、出逢いと別れ……少年少女小説の名手たちが綴った短編青春小説6編を集めた、極上のアンソロジー。あさのあつこ、魚住直子、角田光代、笹生陽子、森絵都、椰月美智子の作品を収録。

    【キーワード】
    文庫・アンソロジー・恋愛


    +2+1

  • 「薄桃色の一瞬に」が福音の少年の短篇で、久々の柏木くんにテンションが上がりました。「17レボリューション」がお気に入りです。

  • 新書版『きみが見つける物語ティーンエイジ・レボリューション』改題

  • なにもかもがきらめいていたあの頃に。

    森絵都「17レボリューション」がいい。こういう親友欲しい。あさのあつこ「薄桃色の一瞬に」は、さすがあさのあつこ、というような重さ。魚住直子「赤土を爆走」はどうしようもない十代っぽい怖さがある。

  • 森絵都さん、やっぱり好きだなと思った。
    自分革命の発想とイヅモのキャラが何とも言えず、すき。
    古風な手紙なんて楽しすぎる。
    心の動きが自然で優しい話。

    他は、電話かかってこないかな、世界の果ての先が良かった。


    世界の果ての先/角田光代
    薄桃色の一瞬に/あさのあつこ
    電話かかってこないかな/笹生陽子
    赤土を爆走/魚住直子
    十九の頃/椰月美智子
    17レボリューション/森絵都

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