六蓮国物語 皇宮の嘘つき公主 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041002278

作品紹介・あらすじ

敬愛する太子のそばにいるために、上官の季隆と偽装婚約の契約をかわした太子近衛武官・結蓮。今日も太子に仇なす妖怪退治に暴走中。ひょんなことから、公主華瑛の護衛につくけれど、彼女はわがままばかり。さらに、太子の兄将軍・崇怜が結蓮の婚約者だと名乗りでてきて、偽装婚約に早くも暗雲のきざし!?こまった結蓮のお悩み相談相手は、恩人・翠玉の御使い様(正体は季隆なのに)で。絶好調中華皇宮ファンタジー第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 颯爽とした武官の美女なのに、とんでもない堅物の結蓮と上官・季隆(実は結蓮が尊敬している御使い様)とのやりとりが楽しい楽しい。きっと、結蓮の気持ちは季隆に傾いていくんだろうけど、今は焦らす焦らす。今回は公主に憑いた妖怪退治がメインの話だが、やたら結婚しろとちょっかいを出してくる皇子・崇怜がうっとしい。次回はこいつがなにか仕掛けてくるのか。そうそう、結蓮がどうも竜神を父に持つ人間ではないというのだが、どうなっていくのか。

  • 1巻よりもお笑い要素、恋愛要素多めで面白かったです。季隆と結蓮とのコンビがお似合いすぎて読んでいてニヤニヤ。まだまだ先の長そうな二人の今後が気になるところです。崇怜の動きが不穏でそちらも気になってます。

  • 公主様と皇子様のところ、気持ちを知っててもずっと守ってたって切ない。
    先生と上手くいって良かった。

    季隆は頼れる上官だし許嫁として本当最高だと思う。
    結蓮がだんだん人間らしく感情豊かになってきてるのも季隆のお陰だよね。

    そんな2人にライバル登場。
    腹黒そうで怪しい。
    琇有も登場。
    イケメンのオタク設定が意外でした。でも嫌いじゃないよ、ああいう変な人。

    これから結蓮の周りはどんどん賑やかになっていってほしい。

  • やっぱハッピーエンドがいいよねえー
    こういうスカッとする話は単純でよい
    冷たいけど守ってくれる人なんて最高じゃん

  • 雰囲気がどうしても彩雲国とかぶってしまう…。
    恋の方は腹黒いライバルが出てきて面白くなりそう。

  • 借物。
    主人公・結蓮が敬愛する太子の兄姉が登場!

    話の主軸は公主の身辺で起こる怪異事件の解決だが、布石として投げられた結蓮に求婚する太子の兄・崇怜の存在がとても胡散臭い(-"-;)

    が!───このライバルの登場で、李隆と結蓮の関係にも多少の変化が表れつつある…のか?
    何せ、相手は結蓮だからなぁ(笑)。
    頑張れ! 季隆w

  • 季隆の師匠、真君の後押しにより、結蓮は‘翠玉の御使い様’と文通することになる。
    これが、なにか『足長おじさん』みたいで、すごくおかしかった。
    自分の一番身近な人が、翠玉の御使い様だと気づかずに、いろいろ相談してしまう結蓮。
    結蓮に正体がばれては困るが、手紙をもらうのはうれしくてジタバタしてしまう季隆。
    ヒロインの鈍感さとか、いろいろな障害でなかなか二人の気持ちが近づかないのがじれったい。

  • 第2弾。
    今回は恋愛面がかなり動きがあったのでなかなか面白かったです。

    内容も1巻ほど複雑ではなかったのでわかりやすかったし、ちょっと謎も解かれてきたので面白かったです。

    ちょっと男の人の絵のイメージが違ったのが残念でしたが、女の子がきれいに描かれていてよかったです。

  • 第2巻。
    1巻よりも面白く感じたのは、テンポがつかめてきたからだろうか? そのときの気分でもあるし。
    最初は、やはり「身代わり伯爵」シリーズと比べてしまうところもあるしなぁ。

    ファンタジーとしてはよくあるタイプ。
    ヒロインは何処か不遇な状況で絶世の美女だけど、性格は・・・という読んでいて悲壮感の少ないタイプ。
    ヒーロー? は、軽くて可哀想な気分にさせないと思いきや、やっぱり何処か哀れ(笑)

    ヒロインにタイムリミットも近づいてきたので、さてどうするんだろうってのと、新しい求婚者の微妙な引きで以下続刊。
    続きが楽しみです。

  • 堅物の結蓮とゆるい季隆。あんまりラブ度は高くなかったですけど、公主の件と崇怜からの求婚で、結蓮の季隆への気持ちがちょっと前進したかもしれません。

    翠玉の御使い様である季隆と文通を始めた結蓮ですが、季隆の動揺っぷりはにんまりします。自分宛の手紙を読んで動揺してる季隆がかわいいです。

    崇怜はちょっとストーカーっぽくて、嫌かも。全然人の話を聞かないし、季隆にはがんばってもらわないと。

    結蓮の屋敷には、季隆だけでなく、公主様たちも住むようになりましたし、次巻は是非彼女たちに二人をつついてもらいたいですね。

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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