花は桜よりも華のごとく第七幕・悲花落葉 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003121

作品紹介・あらすじ

「ままごと遊びにはうんざりだ-あばよ」戦国の世の狭間。柚木座に移籍した白火は、若太夫の蒼馬に求婚される。しかし翌日、蒼馬は白火の心に大きな傷を残して京の都から姿を消した。さらに「蒼馬は鬼と契約した」と噂が流れ、舞台も妨害されて柚木座は崩壊寸前!!蒼馬の代わりに柚木座を守ろうと白火はひとり奔走する。それを聞いた氷の皇子・帯刀と、永観座太夫・井澄は-!?クライマックス直前、能楽恋絵巻第7幕。

感想・レビュー・書評

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  • 今回の白火は嫌な感じ
    自分だけが我慢すればよい精神は結局いろんな人たちを傷つけるのをわかってない
    帯刀が一番大人じゃないか、、、
    周り見えてない人たちよくない

  • 結果論だけど、、白火の決意は無くても氷見と帯刀が何とかしてくれたんじゃん。そしたら蒼馬の覚悟や白火の涙、迷い、決意は利用されたようにしか見えない。

  • ついに蒼馬と土蜘蛛のつながりが露見してしまい、彼も行方不明に・・・そんな中で悲しむ白火の元に帯刀がプロポーズをしにやってきて・・お話がどんどん動いた巻です

  • 天覧能のあと、白火に求愛した蒼馬がその翌日突然白火にひどいことを言って、姿を消してしまいました。その直前に土蜘蛛の紅が囚われの身になったことから、また土蜘蛛関係かと思ったら、蒼馬が土蜘蛛とつながりがあることが政治に利用されようとしてるという、深刻な話に。

    これまで人気だった柚木座も一気に能ができない状態になって、それを守ろうと白火は奔走。身も心もボロボロになってる白火がかわいそうで、いくら白火のことを思ってのことかもしれませんが、蒼馬も出て行くときに、もうちょっと言い方があったんじゃないかなぁって思います。

    ボロボロの白火の元には、帯刀と井澄がそれぞれ柚木座を守るには自分と結婚しろって迫ってきて、結局は帯刀と結婚することになった白火ですけど、それを蒼馬と再会したところで言われて、心穏やかじゃないですよね。いなくなった蒼馬に会いたかったと思うのに、やっと会えたと思ったら、自分は帯刀の妻となる身って・・・。

    自業自得とはいえ、蒼馬どうするのかな。まあ、これまでの流れから、帯刀と結婚して終わりってことはないと思いますけど、気になるところで終わったので、次巻楽しみにしてます。

    本編が深刻なところで終わったのに、最後に短編があって、仲よさそうな蒼馬と白火が出てくると、なんか違和感感じてもやもやしちゃいました。

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著者プロフィール

第8回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉受賞。『花は桜よりも華のごとく』でデビュー。

「2017年 『青春カフェテリア Sweet-Novels 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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