とらわれ舞姫の受難二人きりの恋迷宮 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003633

作品紹介・あらすじ

皇宮で暮らすことになった"剣ノ舞姫"ルーナ。だけど監視兼護衛の騎士はつくし、ルーナを愛してやまないイシュトによる告白ははげしいわで災難つづき。そんなある日、城で異国の使者をもてなす舞踏会が開かれる。昔の仲間に会えることを期待して舞踏会に忍び込むけれど、突如皇宮を襲った衝撃でイシュトとともに迷宮に落ちてしまい!?「ここなら君も、おれ以外は誰も見なくなる」迷宮で迷求婚!?クールな舞姫の受難第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • アダルシャン・アネットと雨川恵先生の大ファンですが、
    ちょっとこの作品は評価しかねます。

    ストーカー男子のはずのイシュトは、感情が乏し過ぎ。
    ヒロイン・ルーナも淡々としていて、強引な愛に揺れてる様子なし。

    唯一、共感できるのがロキシス。
    この先生の描く 悲劇の王子の中でも、格別カッコイイ気がしました。

  • 2巻目。中古で売ってたので買ってみました。
    1巻でちょっともやもやしてたんですけど、イシュトがなぜあんな感じなのか、やっと分かった感じがします。国を護る術式の元となる「輝石」に縛られた、皇帝という名前の生け贄として生きると、何事も諦めてしまっていたイシュトには、ルーナのような女性はたまらないでしょうね。立派なストーカーですけど・・・。

    新たな護衛騎士のベルダは、一癖どころか二癖も三癖もある感じで、でも彼の目的って、なんとなく自分のことより尊敬するロキシスのためなんじゃないかなって思いました。印がなくても魔法が使えれば、ロキシスが皇帝になるのに支障はないかなぁって。

    最終的にはルーナがイシュトにちょっと歩み寄った感じがしますけど、ルーナの力がイシュトを「輝石」から解放したらいいのになって思いました。

  • 『輝石』を生み出した『精霊の民』であるという理由のため、真綿でくるまれたような安寧な生活という檻に閉じ込められ、何のために生きているのかわからなくて苦しむルーナ。
    帝国の魔法を維持する為だけに術式を胸に埋め込まれ、ただ生きているだけのような存在である皇帝イシュト。

    イシュトは、心を殺さなければ正気ではいられなかったのだろうが、ここまでルーナに執着すればこれはもう立派なヤンデレである。
    ゆえに、なかなか心がかよいあえない二人。

    今回から登場した皇宮騎士ベルダの方が魅力的に思えてしまった。

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