名無しの十字架 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005231

作品紹介・あらすじ

虎と戦った人間がいる。そのフィルムを探し出せ-アンダーグラウンドフィルムの手配師・三上哲平に持ち込まれた怪しい依頼。莫大な報酬につられ、引き受けることにした三上は、瀕死の重傷を負いながら、今もどこかで生きていると噂される伝説の男を追うが…!?渦巻く欲望、交錯する男と女、顔も名前も失った哀しき男の復讐-退廃的空気漂う横浜で燃え上がる陰謀劇の行方は!?衝撃の都市伝説ノワールミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 虎対人間…の幻のフィルムを三上が追う。舞台は横浜、単純なノワールかと思い、読み進むと物語は大きく展開。思い掛けず、感涙の結末。

    格闘技好きなら、大山倍達対牛、ウイリー・ウイリアムス対熊の闘いは知っているはず。そして、地下格闘技という都市伝説も。この作品はこうした格闘技をめぐる伝説をテーマにノワールミステリーという形式で物語が進む。そして、物語の核心ともいうべきナナシが過去を取り戻すと一転して人間ドラマが深く描かれていく。不思議なテイストの作品。

    格闘技をこよなく愛する横浜エフエム東京支社第2営業部長が書かれたとのこと。映画化。

  • 期待して読み続けたが、期待ハズレ。

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