流れ者 旗本与一郎 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
2.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006153

作品紹介・あらすじ

直参旗本に取り立てられて2度目の春を、与一郎は江戸で迎えた。奥州のキリシタン信徒を九州・五島へ脱出させたことが幕閣を刺激したのでは、と気になりつつも、相変わらず呑気な与一郎に、大藩・薩摩が接近を図ろうとする。異国船との接触に幕府が神経を尖らせる中、抜け荷(密貿易)を目論む島津侯の目的とは…?多士済々の天保年間、与一郎の周囲は、なぜかまた、騒がしくなるのだった。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • キリシタン信徒を九州へ脱出させた与一郎に薩摩の権力者が接近を図ってきた。伝奇色とユーモラスのあるこのシリーズを今まで面白く読んできましたが、この巻は作風が変わってしまった。これまでになく実在の著名な人物や時代背景の説明や蘊蓄などが過度に多く、本筋が埋没してしまっている。その本筋も中途半端な展開顛末とスムーズな繋がりの無さで何が起こってどうなっているのか理解しにくいものとなっている。お馴染みのキャラたちは相変わらずだが、この展開では影が薄く行動にも?がつくことも多い。非常に残念な気持ちです。

全1件中 1 - 1件を表示

羽太雄平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×