今夜も先生が眠らせてくれない (角川ルビー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006757
作品紹介・あらすじ
職を追われた元検事の類が、弁護士へ転身するために課された使命。それは名門弁護士一家の出身ながら、古屋敷で自堕落に過ごす眞史を弁護士に復帰させることだった。彼の父親からの密命で家政夫として説得に乗り込んだものの、セクハラや嫌がらせばかりの眞史に手を焼く類。さらに「俺を満足させたら言うことを聞いてやる」という眞史の挑発に乗ってしまった類は、驚くほど淫らなHに喘がされるが、屈辱にも絶頂を感じてしまい…!?変態弁護士×家政夫のギリギリ同居バトル。
感想・レビュー・書評
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ちんちら親父に笑いました。類くんが健気で可愛いです。
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やってもいないセクハラの嫌疑をかけられ検事を辞めた類は、弁護士の推薦状欲しさに、有名な弁護士の放蕩息子を連れ戻すという任務のために息子が住んでる家に家政婦として住み込むことになり、、、。
何冊目かの鳥谷さん。
鳥谷さんにしては、変態度は少ない(笑)
エロ場面多し(笑)
最後の種明かしがご都合主義だけど、まあBLだからね、の鳥谷さんだからいいんじゃないかな。←褒めてます。
最初から攻めは受けをどうにかしたいと思っていたそうだけど、そんな態度には見えなかったかな。
なので、最後の場面での種明かしが唐突に感じられた。
挿絵師さんは私は初めてかな。キャラに魅力が無く好みではない。 -
変態度はそれほど高くないかと思います。取引から始まる関係ですが類が前向きで好感が持てます。
眞史の類に対する執着はたっぷりで満足。最後眞史が「保険を掛けさせてくれ」というあたり変態の自覚はあるんだーと妙な所で感心した。
イラストがイメージと違ってちょい残念。 -
うるってきて、キュンキュン。
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いいテンポで読めました。甘々ですね。
法曹界もの。受が強いのか弱いのかわかりません。圧力には屈するけど這い上がろうとする強さもあります。 -
注目している作家さん。ルビー文庫からの初作品です。
変態!だけど名門法曹一族の御曹司である眞史×弁護士になりたい元検事の家政夫、類。
司法界の事情がかなり詳しく描かれていて、興味深かったです。
冤罪により検事の職を辞めなければいけなくなってしまった類は、弁護士として再出発しようとしますが、それにはまず推薦状が必要なのです。
推薦を得るために、類は弁護士活動もせずにだらだらと過ごす眞史を仕事に復帰させるという使命を帯びて屋敷に乗り込むことに。
チンチラオヤジ。噴きました…猫とか毛皮のコートじゃないんですよね。
序盤は、内心イヤイヤながらも愛想良くふるまう類と、一筋縄ではいかない傲慢男の眞史との攻防戦がメインです。
どうしても弁護士になりたい類は、眞史の嫌がらせとも思える挑発に思わず乗ってしまい、ベッドの相手までお勤めする事になってしまいます。
エロ的には相変わらずゆるぎないクオリティを維持しているセンセ。男前なのに和服でノーパン、いつでも臨戦態勢の眞史のキャラがすごい。忘れられなくなりそうです…
Hシーンが期待どおりに濃厚でした。
何かのために耐えて我慢して攻に身体を差し出す系のよくある話だと思って読んでいたんですが、そういう単純な展開ではなくて、もうひとひねりあったので面白さは倍増でした。
類がネガティブにいろいろ抱え込んでしまうことから、眞史との間に妙な誤解が生まれるんですが、眞史も意外に小心なところがあって、さらに誤解が深まってしまうんですよね。
傲岸不遜で肝心なことを語らない眞史ですが、類に対する態度はよーく見てみると愛があふれかえっていて、ちょっとくすぐったくなってしまいます。
特に、終盤に眞史が胸の内をさらけ出す場面は、そうだったのね~とこれまでの経緯を非常に納得しました。
伏線をこういう風に使ってくれるのは、途中で何となくわかっていても楽しいです。
そうやって思い返すと、髭を剃って身ぎれいにした理由にもキュンとさせられます。
さらに、類が思い描いていた理想の弁護士の姿そのもの、というのにもグッときました。
濃厚Hシーンはたっぷりだけど、最後はとてもロマンティックです。
あとがき読みましたが、かなり臭っています!!とお伝えしたいです。