障害児3兄弟と 父さんと母さんの 幸せな20年 (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012321

作品紹介・あらすじ

授かった3人の子は、それぞれタイプの異なる障害児だった。個性的すぎる息子たちと大変だらけの子育てを「悲惨なことを笑いに変える」センスを発揮し楽しんでいく佐々木夫妻。どこまでも明るい20年の記録

感想・レビュー・書評

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  • わたしは健常者3姉妹なので、真逆の人たちの話だなと思い、手に取った一冊。
    健常者も障害者も、男も女も、関係ないんだなと思った。
    なぜなら、うちの姉妹と性格が似てるから(笑)
    一気に親近感がわいた!!

    自分はこれから結婚、出産、育児を体験していくだろうが、そのとき、どんな子が生まれても向き合って、このお母さんのように笑い飛ばしたいなと思う。
    と同時に、大切に育ててくれたので母にありがとうと言いたくなった。

  • お母さんの語り口がおもしろおかしくて、ついつい笑って読んでしまう話。
    でも次男くんの話でちょいちょい号泣。真ん中っ子ゆえの苦労というか…あるよね、そういうの。
    最後は涙が止まりません。お母さん頑張ってるなぁと思う。いろんなことと戦いながら、毎日をちゃんと生きている。親子の日々の成長を、突然の変化を、絶妙な語り口で伝えてくれています。

    私は自閉症の子とお話することが多いのですが、その時々で失敗したり反省したり、「今日は完璧!」という日がありません。
    だから勉強しようと思って読んだ1冊でした。なんだか背中を押されたなぁ。
    その子たちを「かわいい」と思う気持ちも、間違いじゃないんだと安心した。ホッとしました。

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著者プロフィール

佐々木志穂美(ささき・しほみ)1963年広島県広島市生まれ。広島女学院大学短期大学部家政科卒業。エッセイスト。2003年「母から子への手紙コンテスト」大賞受賞。2004年、宮本輝選『父の目方』(光文社)に短編収録。著書に、第25回新風舎出版賞大賞を受賞した『さんさんさん』(2006年/新風舎)がある。その他『障害児3兄弟と 父さんと母さんの 幸せな20年』(角川文庫)がある。

「2015年 『目がみえない 耳もきこえない でもぼくは笑ってる 障がい児3兄弟物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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