角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 13 近代国家への道 明治時代後期

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015063

作品紹介・あらすじ

自由民権運動の高まりのなか、政府は大日本帝国憲法を発布し帝国議会を開設します。日本は、アジアで初めての立憲制国家になったのです。日本は、朝鮮への進出をはかり、それを阻止しようとした清と日清戦争を戦って勝利しました。朝鮮へ進出した日本は、ロシアと対立することになり、イギリスの支持のもと日露戦争を戦い、激戦の末に勝利しました。こうして日本は、列強と肩を並べる国になりました。

感想・レビュー・書評

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  • すごい!!!
    角川の日本の歴史!!!
    2015年発行でたちまち重版を重ねてるの、納得!!

    他の歴史漫画(集英社、小学館、講談社など)の、明治時代後期と読み比べてみても、角川が一番良いなあと思った。
    それはたぶん、山本博文先生の監修だからかな。
    好きです。

    理系選択で日本史未履修の私は常々、今日の日本の状態や、他国との関係性がどうしてこうあるのかが紐解かれるような、
    なるほどなあーと唸るような、
    その時々の歴史上の決断の理由が腑に落ちるような、
    素敵な教材はないかなーと探してた。予備校の日本史の人気講師の授業とか、すごくオモシロイのかなーとか思ってた。

    …夢叶う!!
    本シリーズを読めば、山本先生に歴史を教えてもらえる!!ありがとうありがとう!!
    とても嬉しいです。(コスパ最強!!)

    歴史を学ぶ目的はね、決して決して、試験で点をとること(重要な項目の暗記とか)なんかじゃあないんだ。
    事実自体ではなくて、その裏、どうしてそうならざるを得なかったかが納得できて理解できること!!
    それが出来たら凄く面白い!!

    この漫画は、とっても良く構成されてると思う。
    参考書ぽくないし、漫画ならではの読ませる力を上手に生かしてる。良い塩梅に、説明しすぎていない。
    あれ?この絵は何!?と思わせて、調べたくなるような仕掛けがある!!

    なぞに13巻から読み始めたけど、全巻揃えるぞ!!!

    あと、一般のコミックスと違って、学習シリーズだからであろう。不適切な乱暴な言葉が出てこないので、実際は言葉を荒げて捲し立てるであろうシーンで、妙にリアリティの薄いセリフが登場するのが少し可笑しいです。






  • 明治後期
    内戦は終わり話し合いでの解決を諮るようになる
    戦争の舞台は海外へ
    また逆に西洋の文化も急速に受け入れられ様々な作品、研究が行われる。
    授業で名前と作品を覚えた人がどうして教科書に載るようになったのか肉付けされました
    あと個人的にゴカム好きなので明治後期の軍関係の話は鶴見中尉の過去を想像するに参考になる

  • 会話部分が説明になっていて理解しやすい

    《要約》
    1894年日清戦争、日本が勝利
    清は強くないのではと国々が揺らいだ

    《内容》
    1章自由民権運動と近代国家
    1889年1月大日本帝国憲法が完成
    天皇の意思で制定された憲法という意味
    神の子孫である天皇
    陸軍海軍この国全ての権力は天皇のものだと定めた
    帝国議会は衆議院と貴族院二院制
    これで日本はアジアで最初の近代的な立憲国家となった
    領事裁判権の撤廃、不平等条約、関税自主権を回復した

    2章日清戦争と産業の発展
    1894年日清戦争
    清から講和の打診があった
    清は朝鮮を独立国として認めること
    世界が動く、清に乗り込もう
    三国干渉、露独仏

    3章日露戦争と国際関係の変化
    清は植民地のようになっていた
    1900年義和団事件
    日本のほか米英仏など8カ国の連合軍が義和団事件をきっかけに清に侵入した北清事変
    1902年日本は日英同盟を結ぶ
    露との交渉は途中打ち切り
    世論は露と戦うべきだという意見
    1904年日露戦争が始まった
    1905年米のポーツマスで講和条約講和会議
    韓国における日本の優先権を認める
    露は敗戦したわけではないと
    譲歩し期待していた賠償金は認められなかった
    1909年 韓国人が伊藤博文を暗殺
    1910年 韓国併合条約が調印
    日本は韓国を朝鮮と改称し植民地支配を始めた

    4章近代化する日本文化と社会
    和洋折衷スタイル、鉄道道路が整備、富国強兵の合言葉、殖産興業
    1906年政府が民間を買収し鉄道は国有化

    《なぜ日本は戦争に勝てたか、ネット情報》
    日清戦争
    日本軍の編成や指揮系統がシンプルで最新だったこと
    清は指揮系統が一本化されておらず、軍隊の士気が低下して奔走する例が多々あった

    日露戦争
    軍事同盟を含めた日英同盟が成立
    ロシアの太平洋艦隊を早い時期に破滅させた
    本国からバルチック艦隊を呼び寄せるが、英の妨害や回航に半年以上もかかり、日本と戦うころには船員の士気が低下していた
    地理的条件と兵器や戦艦等の装備が最新鋭だった
    露の政権内部が腐敗して弱体化、国内の混乱

  • 日本の文化が栄えてきたな〜と思いました。

  • 一番反省しないといけない時代ですね。読んでいて一番重かった。だから学校でもあまり扱わなかったのかと思ってしまいます。もっと向き合わないといけない時代です。

  • ここで少し頭がごちゃ混ぜになりました。

  • 伊藤博文は、自身が初の内閣総理大臣になっただけでなく内閣制度をも作った。
    憲法制定、国会開設、選挙…
    明治維新という言葉だけ丸暗記してたが、
    この時代は短期間で欧米諸国と肩を並べるまでに成長した事がよくわかる。
    一気に近代化した時代。

    戦争とは互いの領土を巡っての争いという認識だったが、必ずしもそうではなく、

    ◉例えば1894年日清戦争。
    朝鮮をめぐっての日本と清の争い。清が勝利すれば日本列島まで攻撃されること、朝鮮を自由に支配出来なくなること、それらの恐れから戦争に踏み切った。
    ただこの戦争に勝利した事で多額の賠償金を得、後に八幡製鉄所を建設する資金となる。
    (この頃日本はすでに軽工業はさかんだった)

    ◉日露戦争
    日清戦争と同様に朝鮮半島の取り合い。
    日本対ロシア。
    最後は東郷平八郎の作戦勝ちで幕を閉じる。
    この戦争での賠償金は得られなかったため、国民は怒り日比谷で集会を開いた(日比谷焼き討ち事件)

    この日清戦争、日露戦争で活気ついた日本は朝鮮半島を植民地にする。

  • イギリスの支持のもと日露戦争を戦い、激戦の末に勝利しました。

  • 板垣退助は小説が少ないようですねσ^_^;
    三好徹の孤雲去りてを読もうと思います。

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