- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041023266
作品紹介・あらすじ
高校生の木崎奏が出会ったのは、今どき時代錯誤な紙芝居屋の御劔耕助。見た目も中身も昆布のようにゆらゆらした昼行灯風味の耕助が作る紙芝居は、バッドエンドばかりで観客に大不評というシロモノで……。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
小さな村に住む高校生と謎の紙芝居屋さんのお話。幽霊怖い。
2022/4/15 -
面白かった!
合気道を嗜む高校生・奏と、レトロな着流し天パの紙芝居屋・御剱のオカルト霊体験談。
掴みどころのない御剱は霊感ゼロぽいのに、色々干渉できちゃってまだまだ謎が多そうだし、霊感がうっすらあるカナちゃん(奏)は、真っ直ぐすぎる性格ゆえか、妙にレトロで捉え所がない御剱に懐いているこの不思議な関係性が楽しいです。
割と描写が怖いし、脳内で画像変換しやすい文章なのも個人的にめっちゃ好みでした!
続篇あるみたいなので、また読んでみたいです。 -
夜見師が面白かったのでその流れで読了。
-
男子高校生と紙芝居屋さんのちょっと不思議なお話。なかなかいい雰囲気でおもしろかった
-
本作のメインキャラは、高校生の木崎奏(きざき かなで)。
そして偶然出会った?バッドエンドな結末ばかり描く
紙芝居屋の御劔耕助(みつるぎ こうすけ)
太宰治と中原中也と海藻を足して三で割った感じ・・・らしい。
「バッドエンドの男」「沼神」「通り道」「君のための紙芝居」
の4作を収録。
これはホラーというより昭和ヲタクな男と
世話好きの高校生のビビりながらもホッコリするお話しです。
沼神がお気に入りです。耕助の優しさと目の付け所がステキ。 -
夜見師で知った中村さんの二作目。
夜見師よりも軽めのストーリーのようでいてまだ何かがあるのは確からしいので今後の展開が楽しみ。ストレスなく読めて楽しい。 -
2017/8/18読了。
「夜見師」が面白かったので中村ふみさんの作品を遡ってこちらを購入。
「夜見師」の二人も良かったけど、御劔と奏のコンビも結構好き。続編もあるので読んでみようと思う。